2020年12月23日、中国共産党の英語版御用新聞『GlobalTimes』に「China and Russia need to cooperate facing bossy US」という社説が出ました。
というタイトルです。
↑『GlobalTimes』の同記事。PHOTO(C)『環球時報』
12月22日に中国とロシアが合同で爆撃機を日本海と東シナ海に派遣したことに触れ、「両国は新しい時代に向けた戦略的パートナー」だと主張しています。
同記事の結びの部分が一番言いたいことのようですので以下に引用します。
ワシントンは、覇権主義的な野望を控えると明言すべきだ。
世界の公正と正義の定義は、アメリカ合衆国に人質にされるべきではない。ワシントンは裁く立場にはない。
中国とロシアは理性的で、ルールを守ることを厭わないが、国力が理性のバックボーンであることを深く知っている。
中国とロシアは協力してアメリカ合衆国の覇権主義の負の影響をより良く正すことができる。
合衆国が強気であればあるほど、中国とロシアは断固としてより協調するだろう。
中国の周囲にある国からすれば噴飯ものの主張ではないでしょうか。「ワシントン」を「中国共産党」に換えてそのまま中国に突きつけたいくらいでしょう。すなわち以下のように。
世界の公正と正義の定義は、中国共産党に人質にされるべきではない。
中国共産党は裁く立場にはない。
自由主義世界は理性的で、ルールを守ることを厭わないが、国力が理性のバックボーンであることを深く知っている。
自由主義世界は協力して中国共産党の覇権主義の負の影響をより良く正すことができる。
中国が強気であればあるほど、自由主義世界は断固としてより協調するだろう。
あと、中国は忘れているのではないでしょうか。ロシアは状況が悪くなるとすぐにころっと立場を換える国であることを。
(柏ケミカル@dcp)