「1ドル=1,200ウォン」が割られたというとがっかりする方が多いかもしれませんが、毎日毎日右肩上がりということはないですので、あまり気落ちされませんように。
チャートというのは上昇する方向でも必ず下落する局面があります。株式やFXの取り引きを行う方はご存じでしょうが、これが理解できないと基本の「押し目買い」ができません。
勝つトレーダーは、それが上昇でも下落でも大局的な(長い時間軸の)流れに逆らわず(見究めて)、チップを張るものです。
それはともかく、2022年01月07日(金)が締まりました。08日(土)06:59時点(日本時間)で以下のようになりました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
長い陰線になり、「1ドル=1,197ウォン」まで戻りました。
1分足で見ると以下のようになります(1分足ではローソク足1本が1分間の値動きを示します)。
上掲のとおり、07日はほぼ終日「1ドル=1,200ウォン」の上で推移していました。しかし、日付けが変わり01:39から急速な下りが始まります。最終盤で「1,200ウォン」を再突破する抵抗があったのですが、値を維持できませんでした。
これで2022年01月の第1週目が締まりましたので、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみます。
非常に興味深いプライスアクションになっています。現在、直近天井圏はスリートップです。今週のローソク足がわずかながらこれまでの2つの最高値(さいたかね)を抜きました。
また、今週は大きくウォン安が進行しましたが、週足ではいまだにローソク足の実体線で「1,200ウォン」を超えていないことにご注目ください。
日足ではようやくローソク足の実体線で「1,200ウォン」を確定させましたが、週足でもローソク足の実体線を「1,200ウォン」を確定させないといけません。
ウォン安傾向はいまだ強いのです。プライスアクションを揺さぶるファンダメンタルズの変化が、アメリカ合衆国『FRB』(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)、『韓国銀行』によって予定されています。
勝負は非常に面白い局面にさしかかっています。
追記
2022年01月10日(月)の市場が開きました。ドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)