麻生閣下の話芸がもはや「志ん生」の域。

広告
おススメ記事

日本を代表する政治家、麻生太郎『自民党』副総裁は昔から喋りが達者でいらっしゃいます。

最近ではもはや古今亭志ん生に匹敵するといっても過言ではないほど、間のとり方や強弱の付け方に得もいわれぬ味が出ています。

以下は、2022年11月14日に公開された、「中国の経済的威圧に対して私見を述べた動画」ですが、これなどもはや名人の域です。

ぜひ一度見てみてください。

2010年、日本のォ、海上保安庁の巡視船に……中国のぉ……うーん……漁船がぁ、意図的にぶつかってきたということに対して、その船長逮捕、いう事件がありました。

中国は報復する、として日本へのレアアース(巻き舌)というものの輸出を止めた。

中国はこうした威圧を多く行っているんじゃありませんか?

経済的威圧というものは、コレは自由貿易のルールを無視する問題だ
(後略)

上掲でいえば、「中国のぉ……うーん……漁船がぁ」の部分が絶品です。

「そもそも工作船じゃねぇのか」という気持ちがあったのか、「中国の漁船」と言い切るのが嫌だったのでしょう。味のある間が見事です。

考えてみれば、政治家というのは自分の話術でもって相手を説得したり、有権者の心をつかんだりしなければいけないわけで、必要な資質は落語家とそれぼど変わりがないのかもしれません。

もちろん落語家だってぺてんが良くなきゃ出世しませんから、その点でも政治家は落語家と似ているのかも。

麻生さんのように一線の政治家をずーっと続けているのは、実は話芸を磨いているのとイコールではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました