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韓国「李在明逮捕」同意案が再提出か。今度こそ可決できる?

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韓国・尹錫悦(ユン・ソギョル)政権への抗議で断食に入っている『共に民主党』党首の李在明(イ・ジェミョン)さん。

2023年09月12日にも検察による調査で出頭することになりましたが、先にご紹介したとおり参考人ではなく、もはや被疑者です(『SBW』(サンバンウル)の対北朝鮮送金について)。


↑さすがに弱ってきたように見える李在明(イ・ジェミョン)さん。

断食を行っている李在明(イ・ジェミョン)さんに対する同情もあるのですが、一方で断食には検察調査を遅らせる狙いがある――という批判もあります。

韓国の若大将こと韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官は、先に「断食していても検察の調査は普通どおりに行われる」と述べており、そのとおりになっています。

09日に行われた検察調査では、断食10日目である李在明(イ・ジェミョン)さんの健康上の理由で8時間で切り上げられましたが、検察は十分な調査が行えなかったとして、「12日にまた出頭すべし」と要請。

――というわけで、李在明(イ・ジェミョン)さんは、断食13日目となる12日の13:20に水原地検に出向くことになりました。

ここにきて、検察が再び李在明(イ・ジェミョン)さんの拘束令状を請求するという観測が高まっています。

この場合、法務部が再度国会に逮捕同意案を提出することになります。


↑前回の逮捕同意案提出時に国会で同意を求める韓東勳(ハン・ドンフン)長官(山崎邦正似)。

09月の韓国国会は、21日と25日に本会議が予定されていますので、21日に逮捕同意案が提出されれば、25日の本会議で採決されると予想されます。

韓国の国会法では「国会議長は逮捕同意を要請された後、本会議にこれを報告し、24~72時間以内に採決すること」となっています。ただし、72時間以内に評決が行われない場合は、その後開かれる最初の本会議で処理することができます。

今度こそ可決できるか?

焦点は、前回同様に――野党『共に民主党』が過半数を押さえている国会で可決できるか――です。

『共に民主党』内では、親李在明(イ・ジェミョン)派が中心となり、(勝手に断食しているのですが)李さんへの同情もあって、「検察の捜査は不当なので逮捕同意案を否決しよう」という声が上がっています。

一方で、非李在明(イ・ジェミョン)派の方はどう動くかわかりません。韓国の議員なので、国民の顔色を見てより得になる方に動くでしょう。

前回は議員271人出席で、

・賛成:101票
・反対:161票
・棄権:9票

でした。『共に民主党』(169人)の中から造反議員が出て、李在明(イ・ジェミョン)さんの心胆を寒からしめた結果となったのです。

また逮捕同意案が提出されたとしてですが、さあ今回の評決はどうなるでしょうか

李在明(イ・ジェミョン)さんは「国会議員の不逮捕特権を放棄する」と宣言したはずなので、本来なら検察が逮捕令状を請求したら大人しく捕まれよ――なのですが、法律上は国会に図る必要があります。

(吉田ハンチング@dcp)

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