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“内燃機関の自動車”人気が回復! EVでひどい目に遭った米国は9%も戻す

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『韓国デロイトグループ』が面白いリポートを出しています。「2024グローバル自動車消費者調査」ですが、この中にタイプ別による自動車の購入意向調査があります。

内燃機関車(ICE)、電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)など、消費者の購入意向を聞いたもので、26カ国2万7,000人余りを対象に調査してきた一環です。

「次に購入する車のエンジンタイプの好み」

⇒参照・引用元:『韓国デロイトグループ』公式サイト「2024年グローバル自動車消費者調査」

「次に購入する自動車のエンジンタイプ」を聞いているのですが、国によって大きく異なっています。

アメリカ合衆国では、次は「ICE(ガソリン/ディーゼルなどの内燃機関車)」だ――という人が「67%」に達しています。

実は、ご注目いただきたいのは、上掲グラフの右端、「前年度はICE(内燃機関車)希望がどのくらいあったのか?」です。

前年度は合衆国では、次はICE(内燃機関車)という人は、58%しかありませんでした。つまり、ICE(内燃機関車)を希望する人が増えたのです。

しかも「9%」もです。

同様にICE(内燃機関車)を希望する人が増えた国を挙げてみると、以下のようになります。

ICE(内燃機関車)希望が増えた国
アメリカ合衆国:58% ⇒ 67%
東南アジア:50% ⇒ 52%
ドイツ:45% ⇒ 49%
韓国:34% ⇒ 38%
日本:30% ⇒ 34%

逆にICE(内燃機関車)を希望する人が減った国は以下です。

ICE(内燃機関車)希望が減った国
インド:53% ⇒ 49%
中国:45% ⇒ 33%

つまり、こういうことではないでしょうか。

実際に電気自動車を試してみて(あるいは買った人からの体験談を聞いて)、「これは駄目だ」と失望感が大きかった国で、ICE(内燃機関車)」に回帰する人が増加したのでは?


↑寒波に襲われたシカゴでは充電器前に動けなくなったテスラ車の屍が累々。

例えば、読者の皆さまもご存じのとおり、合衆国では冬季に電池切れで「テスラの墓場」ができたりしました。「はー使えない」となった皆さんが、次は内燃機関車だ!となっても無理はありません。

欠陥車・炎上車などでたくさんひどい目に遭っているはずの中国で「次は内燃機関車にする!」とならないのは不思議ですが、中国自動車企業はまともなエンジン車が造れませんので、そのためかもしれません。

習近平さんの「国内は国産車で満たすんだ」という号令に従わないといけない中国の皆さんは、泣きながら電気自動車(しかもポンコツ)に乗り続けるしかないのかもしれません。

(吉田ハンチング@dcp)

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