韓国取引所にちょっと面白いデータが出ました。
2023年に入ってから外国人投資家は韓国株式市場において買い越し進行だったのですが、06月19日の週に急速な売り越しに転じました。
06月19~22日の4日間でその規模は9,700億ウォンに達しました。約1兆ウォンの売り越しです。
2023年01~05月の結果は「13兆4,000億ウォン」の買い越しなので、金額にすればまだ大きくはありませんが、ちょっと気になる動きです。
KOSPIのプライスアクションを見ると、2023年01~05月は以下のようになります(チャートは『Investing.com』より引用:月足)。
01月の始値から05月の終値まで「約14.5%」上昇しています。
韓国メディアでは「3,000までいくぞ!」と勇ましい声が上がっていたのですが、ここにきてのブレーキで「すわ、セルコリアが」という懸念が出ています。
もっとも韓国の証券会社の意見は「ここまで上昇してきたことへの調整」「外国人投資家による一部利益確定」というもの。
また、「外国人投資家の売りの勢いは当分続くが、07~08月の第2四半期決算発表シーズンに下半期の見通しが楽観的に出れば、再び買い戻しに転じる可能性が高い」と述べた。
これを楽観的と捉えるかどうかは微妙なところですが、問題は決算シーズンに「下半期の見通しが楽観的に出れば」です。
まもなく第2四半期の決算シーズンに入ります。要注目企業の決算についてはMoney1でもご紹介しますが、乞うご期待!です。
(柏ケミカル@dcp)