来る総選挙に向けて政争の嵐が吹き荒れている韓国。2024年01月18日、椿事がありました。
これは政府与党『国民の力』の大きな失点です。まず以下の動画をご覧ください。
↑YouTube『MBC』チャンネル「[오늘 이 뉴스] 尹 악수하며 “국정 기조 바꿔야” 잠시 후 의원 입을 틀어막더니」
18日に開催された全北特別自治も発足式で、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と握手した『進歩党』のカン・ソンヒ議員が警備員に取り押さえられ、開場から連れ出されました。
経緯ですが――会場内で尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と握手したカン議員が「国政基調を変えなければ国民が不幸になります」と述べ、政権批判を行ったので、警護員が制止した――と報じられています。
↑にこやかにカン議員と握手する尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領。
↑カン議員も暴れますが、警備員4人がかりで押さえ込もうとします。
大統領に慮って警備員が連れ出したのでしょうが、これは大統領室の大失点です。
特に口をふさいだのがいけません。まるで「大統領批判は(どんなものでも)許さない」という態度を取ったように見えるからです。これは、韓国の皆さんには、発言の自由を制限したかつての軍事独裁政権を思い起こさせるでしょう。
実際、すでにそのように報じるメディアが出ています。「尹政権は国民に選ばれた議員の口をふさぐのか」という具合です。
罵倒から逃げず、正面から受け止める尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領という写真を撮らせるべきでした(どうせなら殴られてもよかった)。
口だけの抗議ならやらせておけば良かったのです。もっとも警備員の皆さんからすれば――発言だけで済むかどうか分からない、李在明(イ・ジェミョン)さんの件があったばかりだ。もし尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が同様に刺されたらどうするんだ――という反論があるでしょう。
しかしながら、少なくとも口をふさいだところを写真に撮られるべきではありませんでした。
(吉田ハンチング@dcp)