韓国政府「金がない」資金調達に必死。国債発行55兆増加、13億ドル建て債券も発行

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2024年06月25日、日本の鈴木俊一財務相が韓国ソウルを訪問し、日韓財務対話が行われます。

何が発表されるのか大変に懸念されます。煙幕はいろいろ張られるでしょうが、日本への「たかり」が行われ、それに類した発表がなされるのではないか、と嫌な予感もします。

なぜかというと、韓国は非常な不景気で、経済状態が悪く、政府のお金も逼迫していると見られるからです。お金をどこかから調達しないと国が回りません。これまでもお金が危なくなると、韓国は日本にたかってきた歴史があります。

韓国政府がお金の調達に必死になっている様子を見てみましょう。

国債の発行残高が4カ月で55兆も増えた

2024年06月13日、韓国の企画財政部は「月刊財政動向06月号」を発行しました。この中に韓国政府がお金を調達するのに必死になっていることを示すデータがあります。

国債の発行額が著しく増加しています。以下をご覧ください。直近の国債発行残高を示すものです。

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「『月刊財政動向』2024年06月号発刊」

2023年末が「998.0兆ウォン」で、直近2024年05月末時点が「1,053.3兆ウォン」ですから、わずか5カ月で「55.3兆ウォン」も負債を増やし(国債残高を増加させ)、その分資金を調達しました。

2024年01~05月の国債発行額の推移をグラフにすると以下のようになります。

お金に困っている証拠です。お金に困っている理由は、以下の記事でご紹介したとおり政府財政が困窮しているから――というのが理由です。

景気が悪いときは、政府が支出しなければなりませんが、「まくお金もない」というのが本当のところで、借金を重ねて資金を調達するしかないのです(いかに政府財政が逼迫しているかは先の以下記事を参照してください)。

「韓国の財政難」4月末で47兆ウォン赤字。すでに予算を2.7兆超えの赤字
2024年06月13日、韓国の企画財政部は「月刊財政動向06月号」を発行しました。これは2024年04月末時点での韓国政府の財政についてのリポートです。Money1でもご紹介してきたとおり、韓国政府は非常な財政難に陥ってします。理由は2つ。...

ちなみに「008年から2023年までを年次」「2024年は月次」で政府負債の推移を見ると以下のようになります。

バカ丸出しの文在寅政権がいかに政府負債を積んだかは、上掲のとおりです。そのツケが尹錫悦(ユン・ソギョル)政権に丸投げされました。

丸ごとバカだった文在寅政権のことなど、今さら嘆いてもどうにもなりませんが、問題は「現在、お金がないこと」です。

井上陽水『傘がない』のごとく、「だけども問題は今日の金。金ががない~♪」なのです。

企画財政部は、

前年末比では、国債残高37.3兆ウォン(発行63.3兆ウォン、償還26.0兆ウォン)増加、外債残高は0.6兆ウォン増加、住宅債残高は1.5兆ウォン(発行4.3兆ウォン、償還5.9兆ウォン)減少し、中央政府債務は前年末比36.4兆ウォン純増。

と説明しています。

次にいきます。

ドル建て債券を発行して外貨を調達しようとしている件です。

外貨の調達に必死!「13億ドル」規模の外平債を発行する

2024年06月16日、韓国の企画財政部が「2021年以来3年ぶりに米ドル建て債券を発行する」というプレスリリースを出しました。

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「2024年外貨表示外国為替平衡基金債券発行推進」

これはいわゆる「外平債」(外国為替平衡基金債券)です。現在では国債に組み入れられていますが、そもそもは為替介入資金にするために発行されるものです。

なぜ現在、ドル建ての外平債を発行しようとしているのでしょうか。

企画財政部は「2021年以来3年ぶりの米ドル建て債券発行であり、これまで中断していた債券発行を再開することで、『定期的な債券発行者(Regular Issuer)』の地位を確立することに意味がある」としています。

実は韓国内のドメスティックな企業・金融機関も外貨建て債券の発行を増やしています。韓国政府のデータによれば、

01~05月の国内外貨建て債券発行量
2021年:227億ドル
2022年:235億ドル
2023年:247億ドル
2024年:253億ドル(過去最大)

となっています。

企画財政部は、「各国政府や中央銀行、国際機関、政策金融機関などの優良なSSA(Sovereigns, Supranationals & Agencies)投資家を積極的に誘致する計画だ」とも書いているのですが、そんなお題目はともかく、単純に外貨不足だからお金を調達しようとしているようには見えないでしょうか。

その拡大した150億ドルは誰が出すの?

さらに、Money1でもご紹介した「国民年金機構との為替スワップを500億ドルまで拡大」という件があります。

韓国政府「為替スワップ」500億ドルに拡大。
2024年06月21日、韓国の企画財政部は、『国民年金公団』との為替スワップ(韓国政府の表記に合わせます)の規模を350億ドルから500億ドルに拡大すると発表しました。以下が、企画財政部が出したプレスリリースです。↑Googleの自動翻訳な...

上掲記事でもご紹介しましたが、この為替スワップは、「国民年金が必要とするドルを韓国の通貨当局(政府と中央銀行)が用立てて(国民年金が保有する等価のウォンを交換する)」という内容です。

これまでは、限度額は350億ドルでした。それが500億ドルまで拡大するというのです。

そもそも韓国の通貨当局にそんなお金(外貨の現金)はあるでしょうか?

ありません。

なぜ断言できるかというと、外貨準備高のうち現金たるDeposits(預金)はよくて200億ドルしかないのです。

『韓国銀行』が公表している直近2024年05月の外貨準備高は以下ですが――、


データ出典:『韓国銀行』

Deposits(預金)は「185億ドル」しかありません。Money1でもご紹介してきたとおり、外貨準備高が減少する理由として、『韓国銀行』は「国民年金との為替スワップにより……」と説明が度々ありました。

これまでの「限度額350億ドル」も恐らくアップアップで出せるはずもないのに、500億ドルに拡大するのです。その枠拡大の「150億ドル分」は誰が出すのでしょうか?

嫌な予感がしませんか。

「日本に金を出せよう」ではあるまいな?

――というわけで、韓国政府の財政は逼迫し、支出を拡大できません。税収が減少して収入がないのですから、借金を増やすしかないのです。上掲のとおり、ウォンだけでではなく、外貨を調達する動きに出ています。

これもお金がないからと考えられます。

嫌な予感しかしませんが、「こいつらは日本の財布を狙っているのではあるまいな」というのは邪推でしょうか。「増税メガネがまた韓国にだまされやがった」とならないでしょうか。

明日06月25日、日韓財務対話の「成果」として何が発表されるのかにご注目ください。

日本は世界最悪の反日国家にお金をびた一文出すべきではない、のです。なぜ日本を貶める国にお金を恵んでやる必要があるのでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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