通貨安トレンドの継続が注視されている韓国通貨「ウォン」ですが、2020年02月28日(金)アメリカ時間初動です。23:56現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
上掲はローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」です。先の記事で少し触れたとおり、やはり韓国時間(韓国株式市場が開場している09:00-15:30を仮にこう呼びます)を過ぎてから大きくウォン高方向へ動きました。
27-28日のプライスアクションでは、およそ「1ドル=1,207ウォン」(より正確には1ドル=1,206.8ウォン近辺)にウォン高(チャート上を下へ向かうの)を阻止するレジスタンスラインが引け、ここでウォン高進行を跳ね返してきました。このラインが本日も「これ以上のウォン高を進行させない」と機能しており、これが最後までもつかが焦点になっています。
韓国通貨当局は積極的に介入を行っており、恐らく「1ドル=1,210ウォン」を超えさせないことを企図しているのではないでしょうか。話が長くなり、かつ面倒くさいので触れませんが、ここ数日は人民元がドルに対して「1ドル=7元」を超える元安だったのですが、28日は7元を切るところまで元高へ戻しました。ウォンも安値進行を「止めやすい局面」(積極的に止めていきたい状況)になっています。
28日(金)の決着までまだ数時間ありますが、本日のプライスアクションはけっこう見物です。
また随時、記事を制作して状況をご紹介します。ただ次の記事は28日(金)が締まった時点になるかもしれません。その場合はどうかご寛恕くださいませ。
追記
2020年02月28日(金)が締まりましたので以下の記事を制作いたしました。非常に強力なウォン高方向への動きがあり、結局……といった終幕になりました。本記事に併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏カミカル@dcp)