アメリカ合衆国のFRB(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)は、03月19日に9カ国の中央銀行と締結した「ドル流動性スワップ」※1契約の期限を2021年03月31日まで延長する、と発表しました。
先の契約では2020年09月30日に契約切れの予定でした。
9つの中央銀行とは以下です。
『オーストラリア準備銀行』
『ブラジル中央銀行』
『デンマーク国立銀行』
『韓国銀行』
『メキシコ銀行』
『ニュージーランド準備銀行』
『ノルウェー銀行』
『シンガポール金融管理局』
『スウェーデン国立銀行』
このうち、
『オーストラリア準備銀行』
『ブラジル中央銀行』
『韓国銀行』
『メキシコ銀行』
『シンガポール金融管理局』
『スウェーデン国立銀行』
の6行は利用上限が「600億ドル」。それ以外の3行は利用上限が「300億ドル」です。
また、いわば「あなたが持っている合衆国公債を担保にドルを貸しましょう」という仕組みの「FIMA Repo Facility」(FIMAはForeign and International Monetary Authoritiesの略)も設置期限が延長されます。
さて『韓国銀行』は新たなドル調達に出るでしょうか?
⇒参照・引用元:『FRB』公式サイト「Federal Reserve Board announces the extensions of its temporary U.S. dollar liquidity swap lines and the temporary repurchase agreement facility for foreign and international monetary authorities (FIMA repo facility) through March 31, 2021」(連邦準備制度理事会は、2021年3月31日まで、一時的なドル流動性スワップラインと、外国および国際通貨当局向けの一時的なレポ契約ファシリティ(FIMAレポファシリティ)を延長する)(原文・英語/筆者(バカ)意訳)
※1韓国メディアは「通貨スワップ」、時に「通貨スワップ協定」と呼称しますが、紛らわしいのでMoney1ではFRB(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)に従って「スワップライン」「ドル流動性スワップ」と記載します。本稿のタイトルだけはアンカーが韓国の表記に合せて「通貨スワップ」としています。
(柏ケミカル@dcp)