アメリカ・トランプ大統領の下で激化する一方の貿易戦争ですが、UTSR(Office of the United States Trade Representativeの略:アメリカ通商代表部)は、中国・EU・カナダ・メキシコ・トルコをWTO(World Trade Organizationの略:世界貿易機関)に提訴すると発表しました。
アメリカが発動した、鉄鋼・アルミニウムに対する制裁関税に、これらの国々が不当な報復関税を賦課したからというのがその理油です。これまでトランプ大統領は、「アメリカのためにならない」「脱退するかも」などとWTOをさんざん恫喝してきました。上級委員会で新たな裁判官の指名について拒否権を発動するなどの嫌がらせも行ってきました。
なのに、ここにきてそのWTOに提訴するというのです。どういう神経なのか、どれほど面の皮が厚いのか、日本人などには全く底が知れません。ここまでくるといっそ清々しいくらいです。
(柏ケミカル@dcp)