小ネタかもしれませんが、重要なポイントですのでご紹介します。
念のために最初に書きますが、特に筆者の主張ではありません。韓国メディア『ソウル経済』の記事の主旨から引いたものです。
記事のタイトルは「【国政ジョーク】ワクチン自慢は大統領、反省は長官が」です。
しかし、これは冗談でもなんでもなく、文在寅大統領の姿勢をずばり言い当てています。また、特にワクチン確保に限ったことでもありません。
先に洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が大変という件をご紹介した際に、「とにかく文在寅という人は矢面に立たない」と述べましたが、一事が万事この姿勢を貫いています。
「K防疫」と誇ってワクチン確保が後手に回っても、「ワクチン調達の遅延」について謝ったりしません。文大統領自身が
2021年08月09日に記者会見で国民に謝罪し、頭を下げたのは、クォン・ドクチョル保健福祉部長官でした。「防疫コントロールタワー」と称していたのは青瓦台・大統領府で、大統領府の主は文大統領であるにもかかわらず、です。
先にご紹介した「物流大乱」についての態度もしかり、「太陽光発電・脱原発・電力不足」についての態度もしかり、です。文大統領は成果について誇りたがる人ですが、自身の言い出した政策について何か瑕疵(かし)があっても責任を取りたがらない人に見えます。
政治家というのは結果責任を取るものではないのでしょうか。『ソウル経済』からこのようなタイトルの記事が出るのも当然です。
新たなる公約で失敗したとき謝るのは誰か?
文大統領は、2021年08月15日の光復節の記念祝辞で「10月には全国民の70%が2次接種まで完了するように、接種率をさらに向上させます」と述べました。
達成できるかどうかお手並み拝見ですが、これでもし達成できなくても、またクォン長官が記者会見で謝罪することになるでしょう。
⇒参照・引用元:『ソウル経済』「【国政ジョーク】ワクチン自慢は大統領、反省は長官が」
(吉田ハンチング@dcp)