最初にお断りしておきますが、「ワクチン乞食」なる言葉を使っているのは筆者やMoney1ではありません。韓国の『国民の力』の議員先生です。
先にご紹介した、ルーマニアが45万Shot分の『Moderna(モデルナ)』製ワクチンを人道支援として韓国に無償で提供する、とした件についてです。
韓国野党『国民の力』の洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員が自身のFacebookで「施しを受けるようにワクチンを求めないで、もっと早くワクチン先進国に支援を求めるべきだった」と述べました。
この洪議員は、2021年08月17日に次期大統領選に出馬することを表明しています。
ルーマニアから廃棄直前のワクチン45万人分が支援されるそうです。今回も特殊部隊を動員してワクチン運搬ショーをするのですか?
K防疫といって国民を締め付け、世界に向けては、大統領まで出て自画自賛して騒いでいたのにワクチン乞食になったのか?
物乞いするようにワクチンを求めないで、もっと早くワクチン先進国と交渉して求めるべきだった。先進国になった私たちの格好はこのようなものなのか。
⇒参照・引用元:『洪準杓』Facebook公式ページ/スクリーンショット
※筆者意訳
なかなか強烈な批判ですが、無償供与という部分に違和感をお持ちのようです。
韓国メディアでは、ルーマニアメディアに出たこの情報に対して、韓国政府が「正しくない」と反論したという記事が出ました。
以下に『毎日経済』の記事の一部を引用します。
(前略)
外交部は21日、「ルーマニアの政府のワクチン無償供与は事実ではない。韓国とルーマニアの間ワクチンスワップ(交換)の次元で協議が進行中」とし「政府は、コロナ19発生初期の昨年3月にルーマニア診断キットなど防疫機器をサポートしながら、両国間の信頼を築いてきた」と明らかにした。先にルーマニアの国営通信社『アゼルプレス』が19日(現地時間)、「ルーマニア政府は人道的次元で韓国に消費期限が差し迫ったモデルナワクチン45万回分を寄付することを承認した」と報道したことに対する反論である。
「無償供与」ではなく「交換次元」で協議が進行中とのこと。
(後略)
2021年08月22日17:05時点で、韓国の外交部からはこのようなプレスリリースは出ていませんので、『毎日経済』は独自に関係者を当たったのでしょうが、「無償供与」ではなく「ワクチンスワップ」だというのです。
「韓国は先進国になった」とつい先日宣言したばかりなので、無償供与を受けるのは恥ずかしいことかもしれませんが、ワクチンがなくて困っているのは事実。
素直に「ありがとうございます」と頭を下げて受け取るだけでよさそうなものですが……。
(吉田ハンチング@dcp)