【収入30%減少!】韓国「ソウル地下鉄」旅客激減で悲鳴

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何度もご紹介しておりますが韓国地下鉄は基本的に全部赤字です。

理由は、これまた何度もご紹介しているとおり「コストと運賃が見合っていない」からです。コストに見合った料金を取らないママで走り続けているのです。黒字になるわけがありません。

2022年02月03日、韓国ソウル市の地下鉄を統括、営業している『ソウル交通公社』から非常に興味深いデータが公表されました。2021年の旅客数を明らかにしたのです。


↑公開されたExcelデータ。スクリーンショット

⇒参照・引用元:『ソウル交通公社』公式サイト「2021年01~12月ソウル交通公社輸送実績」

公表データによれば、2021年01~12月で輸送人員は「19億5,103万人」。1日平均では「534万人」になります。

コロナ前は「26億人」超の輸送実績があったので、コロナによって6億人超も旅客が減ったことになります。

ただでさえ経営が苦しいのに旅客が減っており、人員輸送収入は「2019年:1兆6,367億ウォン」から「2021年:1兆1,542億ウォン」まで下がりました。「29.5%減少」です。

3割減ですから深刻な事態です。

また、赤字の原因である「無賃輸送人員数」も増加しています。

65歳以上の高齢者の方などは、無料で地下鉄に乗車できるのですが、この人数が非常に増えています。

無賃輸送人員数:2億547万人(対前年比:1,006万人増加
運賃換算:2,784億ウォン

無賃輸送人員の「2億547万人」は、「全輸送人員:12億9,150万人」の「15.9%」にも当たるのです。運賃換算すれば「2,784億ウォン」が取りはぐれていることになります。

福祉政策の一環ではあるのですが、足りない分は政府が補てんしますので、結局これは国民の税金で賄(まかな)われることになるのです。

地下鉄だけではなく、韓国の鉄道は全般にこのような政府の補てんがないと回らない構造になっています。韓国の鉄道料金が日本より安い、なんて話がありますが、それは赤字で走っており、足りない分を政府が補てんしているだけの話なのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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