中国の外交担当国務委員兼外交部長(要するに外務大臣に相当)の王毅さんが、韓国を訪問。今回王毅さんが韓国に赴いたのは、近い将来、習近平国家首席が訪韓するときのための「地ならし」といわれています。
「韓国の世論を親中的なものにすべし」だそうです。
「客が主のもてなしについてとやかく注文をつけるとは何事か!」と戦国武将・伊達政宗さんならいいそうなものですが、中国ではこのようなことは当然なようです。
鏡をご覧になったらいかがでしょうか?な王毅の発言
また、王毅さんは韓国の康京和外交部長官と会談を行ったのですが、その中で以下のような発言があったようです。
「中国は独立・自主的な平和外交政策を追求する」
「大国や小国の平等と国際関係の民主化を主張する」
「大きいからといって小さいものを見下したり、力を信じて弱者を苦しめること、自分の考えを強要することに反対する」
「他の国の内政に干渉することも反対する」
⇒参照・引用元:『亜州経済(日本語版)』「王毅外交部長「内政干渉・一方主義に反対」・・・韓国で米糾弾 」
http://japan.ajunews.com/view/20191205110618566
※強調文字は筆者による。
アメリカ合衆国を念頭に置いた言葉でしょうが、
じゃあ、あんたらが南シナ海でやってることはなんだ?
ウイグルでやってることはなんだ?
一帯一路という怪しげな投資案件で小国を借金漬けにしているのは平等なことなのか?
などと突っ込まざるを得ないような、噴飯物発言のオンパレードです。
ブーメンとは、まさにこのような発言を指すのでしょう。
この記事を制作した『亜州経済』の記者からすれば、「じゃあ中国が韓国に対してやってることはなんなんだ?」という気持ちがあったに違いありません。古代からアジアのスーパーパワーであった中国が隣にあり、ヒドイ目に遭ってきた韓国としては、韓国の記者としては、「ふざけんなよ!」という反発心を持っても当然でしょう。
しかし、韓国の大統領はその中国に進んで飲み込まれようという政策を採っています。歴史を知っているなら、なにより合衆国側の陣営として留まりたいなら、韓国のメディアは大統領の政策を批判しないといけない局面ではないでしょうか?
もちろん韓国の皆さんが決めることであって、日本人としては知ったことではないのですが。日本人は他国への内政干渉なんかいたしません。
⇒参照:『Money1』「中国の仕掛けるあこぎな債務契約 ケニアで内容が暴露される!」
https://money1.jp/archives/6219
↑中国がケニアにどんなひどい契約を結ばせたのかをご紹介した記事です。一般には中国が小国に対してどれほどあこぎな態度を取っているのか知られていません。もしご存じなければぜひお読みください。
(柏ケミカル@dcp)