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「ビッグマック指数」は適正な為替レートを示す!?

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ビッグマック指数」(Big Mac index)という言葉をご存じでしょうか。これは、マクドナルドのビッグマックを元にした経済指標です。ビッグマックは世界中どこへ行っても販売されており、その品質もだいたい同じです。

ですから、日本で380円のビッグマックがブラジルで16.50リアル(Real)なら、「円」と「リアル」の為替レートを計算することができます。為替マーケットの実際のものとは異なりますが、ビッグマックを介して示される肌感覚の経済指標(?)というわけです。

■ビックマック指数の利用法

『The Economist』のサイトに、ビッグマック指数を定点観測している「The Big Mac index」というページがあります。このサイトに行くと、世界各国のビッグマックの価格とビッグマック指数の表示がされています。例えば日本を見ると下のようになっています。

bigmacindex_japan
Price:$3.26(¥380.00)
Raw index:undervalued by 35.6%
Actual exchange rate:116.67
Implied exchange rate:75.10

これだけ見ても何のことだか分かりませんね(笑)。

「Price:$3.26(¥380.00)」は、日本におけるビッグマックの価格です。2017年1月時点のアメリカのビッグマック価格は5.06ドル。同じ商品が日本とアメリカでこの価格差。

ということは、

380円(日本の価格) ÷ 5.06ドル(アメリカの価格) = 75.0988

つまり同じビッグマックの価格を使って考えると、

1ドル = 75.10円

がドル円の適正レートだというわけです。

このサイトでは「Implied exchange rate」となっており、これがビッグマック指数です。

ところが、ドル円の「実際の為替レート」(= Actual exchange rate)は、

116.67円 = 1ドル

ということは差額の「41.57円」だけ円が安くなっているわけです。
※「116.67円」は2017年1月時の数字です。

ですから、

41.57円 ÷ 116.67円 = 0.3563
で、「円は本来のレートより35.6%安いよん」ということになります。
これが「Raw index:undervalued by 35.6%」の意味です。

■スイスではビッグマックは741円!

では、ビッグマックの高い国を見てみましょう。

●ビッグマックが高い国Top10
第1位 スイス……741円(6.35ドル)
第2位 ノルウェー……661円(5.67ドル)
第3位 スウェーデン……614円(5.26ドル)
第4位 ベネズエラ……612円(5.25ドル)
第5位 ブラジル……597円(5.12ドル)
第6位 アメリカ……590円(5.06ドル)
第7位 フィンランド……556円(4.76ドル)
第8位 カナダ……526円(4.51ドル)
第9位 イタリア……513円(4.40ドル)
第10位 イスラエル……511円(4.38ドル)

2017年1月時点のデータです。1ドル = 116.67円で計算されています。

一番ビッグマックが高価なのは「スイス」で741円もします。

ビッグマック指数が面白いのは、(基本)同じ製品の各国での価格差を元にしていますので、これでなんとなくの物価感をつかめることです。また、各国でのビッグマックの価格設定は、それぞれの国での「原材料の調達コスト」や「労働力の単価」といった要素が計算された結果です。ですから、ビッグマック指数を分析することで、その国の経済環境についても類推することが可能なのです。

⇒データ出典:『The Economist』の「The Big Mac index」

(高橋モータース@dcp)

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