韓国は「電気自動車強国」と誇っています。しかし、冬場になるとサービスエリアの充電器を巡って高速道路上でレースになる――という話が記事になるくらいです。
電気自動車の不便さについての知識も徐々に広まってきました。にもかかわらず、韓国の国内では本当に電気自動車が売れているのでしょうか?
2024年01月19日、韓国の国土交通部が国内販売台数(新規登録台数)についてのデータを公表しました。「新規登録3.14台のうち1台は環境にやさしい車」というキャッチに書いていますが、実は――。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット’23年12月末時点で175万9千台が新規登録されました。
燃料別では、
ガソリン車:83万1,000台
軽油車:29万4,000台
LPG車:6万7,000台
ハイブリッド車:39万1,000台
電気車:16万3,000台
水素車:5,000台
その他(トレーラーなど):8,000台
小計:175万9,000台です。
(後略)
上掲のとおり、ガソリン車の次に売れたのは「ハイブリッド車:39万1,000台」で、韓国が誇る(フル)電気自動車は「16万3,000台」しか売れませんでした。約41.7%に過ぎません。
逆にいえば、ハイブリッド車の販売台数は電気自動車の約2.4倍に達します。
世界初の量産ハイブリッド乗用車を出したのは、いうまでもなく『TOYOTA(トヨタ)』であり、車種は「プリウス」です(1997年10月)。
韓国自動車メーカーもハイブリッド車を出していますが、付け焼き刃の技術でケンチャナヨな自動車を造るので、以下のようなリコールが発生しています。
その上、韓国では電気料金が上がっています。この傾向は止めることができません。『韓国電力公社』の経営が傾いていますし、政府が電気自動車用充電器のための(電気代の)特例割引を打ち切ったからです。
つまり、「環境にやさしい」というお題目以外では、ほとんど唯一のメリットだった「燃料代が安く済む」が怪しくなってきているのです。
さて、電気自動車強国の韓国はどうするでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)