最初にお断りしておきますが「もしかしたら爆発事故につながったかもな案件」ですが「未爆発」で済んでいます。また筆者が勝手に「爆発の危険」を言っているのではなく、韓国メディアの言説を引いていることもお断りしておきます。
まず『ソウル経済』の2020年11月20日付けの記事から冒頭部分を以下に引用します。
爆発の危険があるリチウム電池を承認なし輸送した『済州(チェジュ)航空』の課徴金が、再審の過程で90億ウォンで12億ウォンに大幅に低下した。
(後略)
韓国LCC(格安航空会社)最大手『済州航空』は、2018年04~05月、リチウム電池を装着した製品を未承認なまな輸送したことが発覚。韓国の国土交通部は、この怠慢に対して「90兆ウォンの課徴金処分」としました。
『済州航空』は輸送した事実は認めましたが、金額が高すぎると再審議を請求。しかし、再審でも「90億ウォン」が確定。まだ収まらない『済州航空』は、今度は「国民権益委員会」の行政審判を請求しました。これが2020年11月20日、「12億ウォンでよし」と判断を出したのです。
ずいぶん値切れたものですが、『済州航空』の怠慢は明らかに倫理にもとります。最悪の場合は『メーデー』の題材となったかも……という話です。こんな具合に「安全管理」に対する意識が低いから、「韓国は爆発がお家芸」などといわれるのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)