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韓国「08月は予定の半分しかワクチンが到着しない」文大統領が「K-ワクチンハブ」と無理難題

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韓国がワクチンの確保に苦心する状況となっています。

2021年08月09日には、モデルナ製のワクチンは08月に予定されていた量「850万Shot分」の半分以下しか到着しないと明らかになりました。

あまりにワクチン確保がうまくいかないので業を煮やしたのか、08月05日、青瓦台・大統領府では「K-グローバルワクチンハブ」のための戦略会議なるものが開催されました。

以下がそのプレスリリースですが、この会議には政府官僚、医療関係者のみならず『SKバイオサイエンス』『サムスンバイオロジクス』という企業の代表も参加し、

①国産ワクチンの迅速な開発
②グローバルな生産協力の拡大
③ワクチンハブの迅速な構築

について話し合われたとのこと。

⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「K-グローバルワクチンハブ化ビジョンと戦略報告大会に関連するバクギョンミスポークスマン書面ブリーフィング」

韓国というのは、何にでも「K」を付けたがるヘンな国ですが、「K-グローバルワクチンハブ」というのは、韓国にワクチンの一大生産拠点を造り、世界に供給する「ハブ」になろうというビッグな計画です。

米韓首脳会談前に、いわゆる「ワクチンスワップ」を実現して技術をただでもらって韓国でワクチンを生産しようという虫のいい目論見を立てていました。

この目論見で盛り上がった構想がまさに「ワクチンハブ」なるもので、ワクチンスワップが(当然ながら)失敗したので、合わせて頓挫となりました。まだ諦めていなかったのかとその執念には敬服しますが、そもそも韓国では無理なのです。

韓国のバイオ産業は、基本バイオシミラーと呼ばれるもので、よそで開発されて特許が切れたバイオ医薬品の互換製品を作っています。ですから、先行バイオ医薬品を開発することはそもそもが不得手です。ましてや、mRNAワクチンなど作ったこともないためできません。

つまりの「国産ワクチンの迅速な開発」はまず無理です。

実際、バイオシミラーとして知られる『セルトリオン』は、2020年04月に「新型コロナウイルス」のワクチン開発について声明を出し、韓国メディア『中央日報(日本語版)』には「業界は抗体治療薬の中ではセルトリオンの開発速度が世界で最も速いとみている」なんて記事が出ました。

その後、「07月には……」なんて話もあったのですが結局現在まで、そのワクチンがうまくいったという話はとんと聞きません。

ワクチンスワップの当然すぎる失敗からも明らかなように、ワクチン製造のための知的財産権を製薬会社が手放すわけはありません。ですからの「グローバルな生産協力の拡大」も無理です。

が無理なので、当然の「ワクチンハブの迅速な構築」は無理です。

つまり、結局は「基礎技術がない」という点が問題で、これがなんとかならない限り、「K-グローバルワクチンハブ」なんて話はまさに絵に描いた餅というわけです。

(吉田ハンチング@dcp)

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