「SQ」とは? 「SQ値」「メジャーSQ」「ミニSQ」

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投資の世界では「SQ(エスキュー)」という言葉がよく使われます。SQは「Special Quotation(スペシャル・クオーテーション)」※の略で、日本語では「特別清算指数」です。

株価指数の先物取引オプション取引などを決済するための精算価格のことです。日本では、株価指数先物取引といえば『日経225先物』や『TOPIX先物』が有名ですね。

これらの先物金融商品を決済するために、最終的な決済期日前に「精算価格」を決めなければなりません。この精算価格が「SQ」(「SQ値」)で、株式指数を構成する銘柄の始値を基に算出されます。例えば、『TOPIX先物』であれば「TOPIXを構成する各銘柄」の始値を基にSQ(SQ値)が計算されるわけです。

このSQが算出される日を「SQ日」といい、SQ日は「各限月の第2金曜日」と決まっています。「限月」という言葉は耳慣れないものかもしれませんが、これは株価指数の先物取引、オプション取引において「建玉が満期を迎える月のこと」をいいます。

3月6月9月12月には株価指数の先物取引、オプション取引のSQがあります。そのためこの4回のSQを「メジャーSQ」と呼びます。それ以外の月にもオプション取引などのSQがありますが、こちらは「ミニSQ」と呼ばれことがあります。

※英単語「quotation(クオテーション)」は、「引用」「相場」「見積もり」「時価」などの意味です。また、投資・資産運用の場で使われるときには「気配値」「呼び値」の意味にもなります。他にも、「stock market quotations」といえば「株式市場の時価」「株式市場の相場」といった意味です。

(柏ケミカル@dcp)

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