「だから言わんこっちゃない」です。
韓国のあの尹美香(ユン・ミヒャン)議員が文在寅さんが隠居後に開いた「平山書店」を訪問。自著『尹美香とチョウの夢』を文在寅さんに手渡し、交流の一幕をSNSに投稿しました。
この尹美香(ユン・ミヒャン)議員の本というのが、また……アレな内容です。出版社の惹句によると「今、彼らがかぶせた『魔女』のフレームを壊し、隠された真実と向き合うとき」となっています。
無罪どころか二審では有罪となり、最高裁に上告している状況です。
一方の文在寅さんは、自身のFacebookに尹美香(ユン・ミヒャン)さんとの交流については公表していません。
「代わりに」でもないのでしょうが、2023年11月07日朝に以下のような書き込みを行っています。
「本の力を信じます。書籍は、世界をもっとも変えるものだと信じています」とのこと。
先にご紹介したとおり、朴正煕(パク・チョンヒ)、全斗煥(チョン・ドファン)、(ノ・テウ)大統領の軍事政権時代、「本屋」は学生運動・市民活動家らのアジトとして機能していました。
朴正煕(パク・チョンヒ)大統領に始まる軍事政権時代には、徹底的な共産主義抑え込みが行われていたため、マルクスの『資本論』や共産主義を主張・擁護する書籍などは禁書でした。これにかぶれる若者たちは、密かに禁書を回し読むなどして、のめりこみ活動家の道を歩んでしまったのです。本屋の果たした役割は大きいそうです。
文在寅さんなども、まさにこの70年代中盤にかぶれて活動家になった口で、その分、「本屋」「書籍」についての思い込みが激しいのでしょう。
大江健三郎先生の著書ではありませんが、彼らはまさに「遅れてきた青年」です。
上掲のとおり、文在寅さんは「本の力を信じます。書籍は、世界をもっとも変えるものだと信じています」と言っていますが、その書籍というのが、若者を今もうすっかり流行っていない「共産主義」や「(一部の地域だけ流行っている)主体思想」に導くものだったり、「習近平による特色ある社会主義」を褒めそやすものだったりしたら困るのです。
↑文在寅さんはFacebook上にこのような写真を公開していらっしゃいます。
ましてや尹美香(ユン・ミヒャン)が自分は無罪だと主張するような本では、韓国の若者の未来は大変に困ったことになるではないでしょうか。
だんだんアジト化してきましたよ。だから言ったじゃないですか。
(吉田ハンチング@dcp)