「佐藤ボイラー(バカ)の投資」大反省会その08「なぜ信用取引?」

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20170320_imgMoney1編集部の編集チョ発案の「ド素人に株式投資をやらせてみて、どうなるか見てみよう!」企画。企画担当・佐藤ボイラー(バカ)の投資を検証する「反省会」です。今回は、平田機工(銘柄:6258/JASDAQ)の取り引きについての続きです。

吉田ハンチング この取り引きは下調べもしっかりしたみたいだし、「買いのエントリーポイントが1日遅れたかもしれない」以外は特に突っ込むところもないみたいだけど……。

6258_buy_sell_timing

佐藤ボイラー そうでしょうとも!

●03月07日(火)
平田機工(銘柄:6258/JASDAQ)
8,110円 × 300株 = 243万3,000円

●03月09日(木)
平田機工(銘柄:6258/JASDAQ)
8,210円 × 300株 = 246万3,000円

利益小計:3万円
※手数料・消費税は計算に入れていません。

吉田ハンチング 今回は取り引き金額がすごく多いけども、Money1編集部の用意したお金以上だよね。

佐藤ボイラー そうですね。信用口座を開いて信用取引ができるようにしたので、信用売買を行いました。これも初めての試みです。

吉田ハンチング なるほど。なぜ信用売買を選んだのかな?

佐藤ボイラー 小さい利益を積み上げて最終的に大きな利益にしようと思ってますので、やはりいくら取り引きできるかがポイントになると思うんですよ。例えば同じ「2%」でも、「100万円の2%」と「200万円の2%」だと全然違いますからね。信用取引だと約3倍まで取り引きできますからね。

吉田ハンチング なるほど。でも、リスクがあることは計算していたかな? 信用取引には「買方金利」「貸株料」があることは考えていただろうか?

佐藤ボイラー はい。細かい計算はしていませんでしたが……

吉田ハンチング おーい!

佐藤ボイラー ただですね、ポリシーは「あくまでも短期間で利益を出すこと」なんですよ。ですから、利益率は小さくても利益が出たら早く決済して逃げちゃうわけですよ。中期・長期でホールドすることはあまり考えてないので、「買方金利」貸株料」はそこまで大きなことにならないかな、と。重大な事態になる前に逃げるのが目標です。ヒット・アンド・ラーン! を実現しますので。

吉田ハンチング ……まあ、それならいいけど。だけど、その「ラン」の中には「損切り」も含まれることを忘れちゃいけないよ。信用買いを行って、短期間で急に株価が下がることは十分あり得る。その際には、中期・長期ホールドしなくてはならないかもしれない。その際には「買方金利」のコストがさかむ可能性がある。その際に、うまく損切りできるかは考えておかないといけない。

佐藤ボイラー それは確かにそうですね。

吉田ハンチング 今回は「信用の買い玉を建てること」から入ってうまく売り(返済)で終わったけど、「信用の売り玉」から入るとき、つまり「空売」を行うときには「貸株料」のコストに十分気を付けること。空売でもうまく逃げたみたいだけど。

佐藤ボイラー そうなんですよね(笑)!

田ハンチング 笑いごとじゃないんだよ! 特に「制度信用取引」で空売するときは「逆日歩」が発生する可能性があるんだから。そうだ! この平田機工の取り引きは制度信用取引だったよね。なぜ制度信用取引を選んだの?

佐藤ボイラー 制度信用取引と一般信用取引の違いがよく分からなかったので、「買方金利の安い方がいいかな」と思いまして。

吉田ハンチング おーいっ!

佐藤ボイラー 制度信用取引の方は返済までに許された期間が6カ月ですけど、どうせ短期間でしか取り引きしないわけだし、金利の安い方がいいじゃないですか。

吉田ハンチング 念のために聞くけど、制度信用取引と一般信用取引の違いを、今はもう十分に知っているんだろうな?

佐藤ボイラー 今はもう大丈夫ですよ! Mone1の記事を読みましたし。取り引きしたときは知らなかったので、記事読んでぞっとしましたよ。

田ハンチング それはこっちのせりふだよ! バカだなーもー。まさか空売をやったときも知らなかったんじゃあるまいな?

佐藤ボイラー ……知りませんでした。えへっ。

吉田ハンチング 「えへっ」じゃねーよ! あーもーっ! よく利益が出たなー

佐藤ボイラー もう知ってますから大丈夫ですよ。それに勝ちましたからね!

吉田ハンチング ……背筋が寒くなるよ。とにかく、この平田機工については「1日早くエントリーした方が良かった」というのが反省点だね。

というわけで、佐藤ボイラー(バカ)は制度信用取引と一般信用取引の違いについてよく知らない状態で取り引きしていたことが判明しました。読者の皆さんは、決してこんなバカのマネをしないようにしてください。以前の記事を読んでいただいて、リスクについてよく理解してから信用取引を行うようにしましょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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