【中国への直接投資】再びマイナス転落「-149億ドル」外資の中国撤退が鮮明。

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2024年09月30日、中国の国家外貨管理局が「2022年第2四半期時点」での国際収支統計のデータを公表しました。「中国にはお金をやらん」という動きが見て取れます。

以下の金融収支の「直接投資」負債の部をご覧ください。

2024年第2四半期
直接投資「負債」:-149億ドル

上掲は国家外貨管理局が公表したエクセルシートから切り出したもの。

負債の部は外国から直接投資で入ってきたお金を計上する項目です。これがマイナスになっているということは、その分のお金が出ていったことを意味します。

つまり、外国人投資家がお金を抜いたわけです。要は「中国からの撤退」です。

1998年第1四半期から2024年第2四半期までの「外国から中国への直接投資」(金融投資・直接投資・負債の部)の推移を見ると、以下のようになります。

上掲のとおり、この期間に中国への直接投資の収支(フロー)がマイナスになることなどありませんでしたが、2023年第3四半期に初めて「-121億ドル」のマイナスに転じ、2024年第2四半期にもまた「-149億ドル」となりました。

コロナ禍が明けて「中国がリオープニングするぞ!」と喧伝され、また期待が世界的にあった2022年第1四半期には「1,072億ドル」あったことを考えると、恐ろしいほどの縮小ぶりです。いや、縮小どころではありません。お金が中国から出ていっているのですから。

チャイナラン(中国からの資金逃避)を鮮明にしてくれるデータで、だからこそ中国共産党政府は「中国よいとこ投資に最適」などとウソをいっているのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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