中国では電気自動車ばかりが売れるようになっていますが、電気自動車が自然発火する事件が相変わらず発生しています。
どのメーカーの電気自動車が自然発火の事故を起こすのか――は中国でも注目される話題です。
今や中国最大の電気自動車メーカー『BYD』(比亚迪)は、ネット上で時に「自燃王」と呼ばれます。
どのメーカーの電気自動車が一番燃えているのか?
もっとも、中国当局は電気自動車の自然発火事故について情報を統制しているようで、一体どのメーカーのなんという車種がいつ火事を起こしたのかについて、公式な統計が見当たりません。
では「『BYD』は自燃王だ」という主張には根拠がないのかというと、そんなこともありません。
中国には、発火事故を個人でコツコツと調べる人もいらっしゃいるのです。
例えば、「2022年の上半期には『BYD』が自燃王でした」というリストを公表したことがあります。あくまでもネット上に発火事故の情報が出たものだけを集計したのですが、結果は以下のようになっています。
この表組によれば、2022年01月10日から07月22日までに、メディアで報道された電気自動車の自燃(自然発火)事故は計47件。
ブランドとモデル別に見ると、火災発生件数は『BYD』が最も多く、18件(BYDの疑い1件を含む)。自燃事故全体の38.3%になります。
モデルでいえば「唐DM-i」が最多。8件の発火事故が確認されています。
2024年はどうなっているのかというと――。
ネット上では、今年に入ってから『BYD』の「秦」で合計6件の自然発火事故が発生しており、そのうちバレンタインデー当日に2件発生したと伝えられています。
また、『BYD』の「宋」でも3件の自然発火事故が発生し、そのうち1件は輸送中に発火しました。
さらに、『BYD』の「ドルフィン」でも2件の自然発火が起きていますが、初期調査によると火元はバッテリーではないようです。
最後に、『BYD』の「漢」と『BYD』の「元」でもそれぞれ1件ずつ自然発火が発生しています。」
という情報が出ています。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット
誰もが認めるかどうかはともかく、ネット上では「BYDは自燃王」という呼び方が散見されるのは確かです。
(吉田ハンチング@dcp)