韓国・尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が拘置所に収監されたままで、憲法裁判所における審理に出席しています。こちらは「弾劾訴追が妥当かどうかの審理」ですが、刑事罰についての裁判も開始されます。
尹大統領は2つの裁判審理を抱えることになるのです。
尹大統領側の弁護団は、2025年02月04日に「釈放せよ」という申請(拘束取り消し申請)を出しています。
裁判所は、釈放申請に対して判断を下していません。尹弁護側は、ソウル中央地裁刑事合議25部に、02月07日、2回目の「拘束取り消しのための意見書」を出しました。
申請の理由は、
・証拠を隠滅する可能性はない。
・国会が弾劾訴追の最大の理由としていた『内乱罪』を撤回したため、尹大統領に対する犯罪の相当性は欠ける
・戒厳令に関与した軍高官や情報機関関係者の証言が、事実と異なるか、捏造されている可能性がある
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に対する支持が上昇し、また憲法裁判所や司法に対する国民からの視線は厳しいものとなっています。実際、ソウル西部地方裁判所は暴徒に襲われました。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の「異聞を守る権利」をないがしろにするなら、韓国の皆さんの「左派・進歩系の司法カルテル」についての不信感はさらに高まることになるでしょう。
少なくとも現在は、朴槿恵(パク・クネ)大統領のときのようにうまく運ばず、『共に民主党』の思惑が外れた状況となっています。李在鎔(イ・ジェヨン)さんなどすっかり帝王気取りですし、非李明博(イ・ミョンバク)派も蠢動を初めています。
しかし、トラタヌで政治的な動きを推進していると、思わに「高転び」をするかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)