2025年02月06日、『韓国銀行』が「2024年12月」の国際収支統計を公表しました。
以下をご覧ください。
2024年12月
貿易収支:104億3,350万ドル
サービス収支:-21億1,230万ドル
第1次所得収支:47億6,010万ドル
第2次所得収支:-7億1,380万ドル
経常収支(上記4つの合計):123億6,750万ドル⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
当月の経常収支は「123.6億ドル」と非常に大きな黒字となりました。
これは、貿易収支が104.3億ドルと大きな黒字なったこと、また第1次所得収支が「47.6億ドル」と異例の大きな黒字なったことによります。
特に第1次所得収支の「47.6億ドル」は注目に値します。ここまで大きな数字は2022年12月の「56億1,320万ドル」まで遡らないと見当たりません。
これで暫定版ながら2024年が締まったわけですが、2024年の経常収支は「990億4,290万ドル」となりました。
2023年が「328億2,170万ドル」だったわけなので、2024年、韓国の経常収支は急回復したわけです。
上掲のとおり、2022・2023年は経常収支が極端に縮小したのですが、2024年に大きく戻しました。かといって、どん底景気が回復したわけではない――というのが韓国の面白いところです。
また、例によって「金融収支」の方に面白い点があるのですが、これについては長くなるので別記事にいたします。
(吉田ハンチング@dcp)