韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが、トランプ気取りなのはもしれませんが、やたらと『X』に投稿するようになっています。
2026年03月00日、以下のような投稿を行いました。
〈夫婦が共に老後を送ることが不利益を受ける理由にはなりません。基礎年金の減額を避けるために偽装離婚をするケースまであるといいます。
減額支給は財政不足のためですから、できる限り是正すべきでしょう。
全体の自殺率、高齢者自殺率が世界最高級であるわが国では、高齢者自殺の最大の原因が貧困です。
自殺まで誘発する高齢者貧困を減らすには、基礎年金を少し変える必要があるように思います。
月収が数百万円ある高齢者も、収入がゼロの高齢者も、基礎年金の額が同じです。
これからは一部については、貧困高齢者に少し手厚く支給してもよいのではないでしょうか。
これまで支給されているものはそのままにして、今後の増額分だけを「下厚上薄」にする方法もあるように思いますが、皆さんのご意見はいかがでしょうか?〉
夫婦だからと減らされていた基礎年金、大きく変わる…どうなる?
ずいぶん前にご紹介しましたが、韓国は低負担・低福祉の国です。
そもそも低福祉なので、公的な老齢年金だけでは暮らしていけません。
それを証明するかのように、韓国では老人の就業率が上昇しています。これまた先にご紹介したとおり、「ただ休んでいるだけ」という若者が増加し、若者が就職難という現実の一方で働く老人が増えているのです。

※データ出典は2026年01月14日に財政経済部が公表した「’25.12月および年間雇用動向と評価」。
上掲の表組をご覧ください。
15~29歳の雇用率は「44.3%」しかありません。これは韓国の青年層が仕事を得るのが非常に難しいという現実を如実に反映したものといえます。
もうひとつご注目いただきたいのは、60歳以上の就業数が他の世代と比較して異常ともいえるほど増えていることです。就業者数は対前年で「24.1万人」も増加しています。雇用率でも42.8%と、青年層と同じくらい働いています。
幾つになっても働けるというのも大事ですが、韓国の場合、高齢者の皆さんは「働かなければ生きていけない」というのが本当のところです。
李在明(イ・ジェミョン)さんが年金の改革について言及しているのは、老齢年金のシステムがもうもたないところまできているからです。
しかし李在明(イ・ジェミョン)さんが「貧困高齢者に少し手厚く支給してもよいのではないか」などと言っているのは、ただ単に人気取りです。
なぜなら、その方法というのが「これからの増額分を、所得も低い人に厚く支給し、所得の高い人には薄く支給しよう(下厚上薄)」なので、老齢年金を増やそうという話ではないからです。
李在明(イ・ジェミョン)さんのいっているのは「よし、明日から栃の実を朝4つ、夜3つにしよう!」という話にすぎません。
こんな小手先の話で大喜びするするのはサルだけです。
こんな話に「さすが李在明! われらの大統領」なんて喜ぶなら人間をやめた方がいいでしょう。
――それはともかく、李在明(イ・ジェミョン)さんが「全体の自殺率、高齢者自殺率が世界最高級であるわが国」という認識を披露していることには驚きます。
これは正しいからです。
韓国はOECD各国で自殺率が最も高く、特に高齢者自殺率が突出している」2024〜2025の最新データおよび論文でも確認される事実です。
李在明(イ・ジェミョン)さんがやらなければならないのは、老齢年金のこれからの増額分の配分を変化させることではなく、いかにして高齢者の貧困をなくすかでしょう。
もっとも「もう遅い」のですが。
(吉田ハンチング@dcp)






