韓国・李在明が次期『韓国銀行』総裁に『BIS』現職を指名。

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2026年04月20日に現『韓国銀行』の総裁である李昌鏞(イ・チャンヨン)さんの任期が切れます。

次の総裁が誰になるのか?―は注目ポイントでしたが、2026年03月22日、韓国大統領に成り上がった李在明(イ・ジェミョン)さんが次期『韓国銀行』総裁候補として、現『BIS』(国際決済銀行)通貨・経済局長の申鉉松(シンヒョンソン)さんを指名しました。

申鉉松(シン・ヒョンソン)さんは、国際金融・金融安定論の経済学者で、長く学界にいた後、2014年から『BIS』で経済調査・政策部門に務める人物です。

『BIS』も、申鉉松(シン・ヒョンソン)さんがBISのエコノミック・アドバイザー兼通貨・経済局長であり、2014年5月からその職にあると説明しています。


↑『BIS』の申鉉松(シン・ヒョンソン)さんを紹介するページ/スクリーンキャプチャー

1959年に大邱生まれですが、幼少期にイギリスに渡り、『オックスフォード大学』でPPE(政治・哲学・経済)を学び、その後に経済学の修士・博士課程を修了。その後、『オックスフォード大学』、『LSE』(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)を経て、合衆国『プリンストン大学』教授を務めました。

面倒くさい話になりますが、学者としての専門は、金融システムの不安定化、レバレッジ、流動性危機、国際資本移動、マクロプルーデンス政策です。

ユニークなのは、「Financial regulation in a system context」(Stephen Morrisさんとの共著)では、従来の自己資本規制だけでは不十分で、流動性規制や最大レバレッジ比率のような補完策が必要だ――と論じている点です。

過去に韓国政府との関わりもあります。2010年には李明博政権で青瓦台の国際経済補佐官を務めています。

また『NY連銀』の金融アドバイザリー・ラウンドテーブルのメンバーを務めたことがあり、韓国ではしばしば「死神」と呼ばれる『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)で客員研究者(resident scholar)の経験もあります。

経歴からいっても、論文から見ても優秀な人物に違いありません。

問題なのは、ポピュリストが政権を押さえている現在の韓国に合った中央銀行総裁か?――という点です。

(吉田ハンチング@dcp)

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