中国が米国債を178億ドル増やす

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中国外貨準備に関わる件ですので、当月も確認しておきます。アメリカ合衆国財務省から公表された「合衆国公債の主要保有者と保有高」のデータです(2020年10月末時点)。

以下が中国の保有額になります。

2021年10月末時点
中国の保有額:1兆654億ドル
(対前月比:178億ドル増加)

⇒データ出典:『アメリカ合衆国 財務省』「MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES」

10月、中国が保有する合衆国公債は178億ドルも増えています。直近16カ月の保有額の推移を見ると以下のようになります。

データ引用元は同上/グラフ化はMoney1が行いました。

2021年03月の1兆1,042億ドルを天井として右肩下がりとなっていますが、当月は保有額が戻しました。中国の保有するとする外貨準備のうち1/3はこの合衆国公債です。他の外貨資産がどのようなものであるのか、一切公表されないので中身は分かりません。

かつての韓国のように「保有するドルの大半を国内の銀行に売るか貸し出していて、銀行はこの資金を不良債権を支えるために使っていたのだ」みたいなことがないことを心より祈念申し上げます。

韓国・外貨準備のウソが露呈した日
国際経済の統計は非常に面白く、それを見ること、分析することが一つの趣味になるほどです。各国の経済を見ることは、その国の本質を見ることでもあります。数字はウソをつきません。しかし、公表されている数字自体がウソで、そのウソが一気に露呈し、破滅的...

(吉田ハンチング@dcp)

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