ドイツ銀行、ストレステストをクリア! でも「大丈夫」じゃない!

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次の金融危機の発端なるのでは?と世界中から注目されている「ドイツ銀行」。FRB(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)が06月27日に公表したストレステストのCCAR(Comprehensive Capital Analysis and Reviewの略:包括的資本分析レビュー)の結果は、このドイツ銀行を含む18行全てがクリアとなりました。

ストレステストは「健全性検査」で、その銀行の資本施策、屋台骨が大丈夫かどうかをチェックするもの。ドイツ銀行の米国部門は、近年3回もこの検査に不合格となっており、今回も駄目なのではと目されていたのですが、アナリストの予測を覆して合格を勝ち取りました。

⇒参照記事:『Money1』「ドイツ銀行のナニが危ないのか?」
https://money1.jp/?p=8956

ただし、デレバレッジとリストラが進むドイツ銀行の米国部門の士気はガタガタ。07月02日の『Bloomberg』には、昼間からビールを呑んでいる社員がいたり、オフィスはがらがらで、仕事そっちのけで転職活動に励む社員もいたり……などと報じられています。

ストレステストに合格したとしてもドイツ銀行への懸念が消えたわけではありません。

(柏ケミカル@dcp)

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