巻き込まれたぞ――という話です。
先にご紹介したとおり、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領はNATOサミットに不参加とし、打代理で「コウモリ外交の旗振り役」を参加させました。
日本の石破茂首相もNATOサミットに参加しませんでしたが、韓国の大統領室はこの日韓の首脳がNATOサミットに参加しなかったことを「示し合わせた結果だ」と主張しています。
『アジアトゥデイ』の記事から一部を以下に引きます。
李在明大統領と石破茂日本首相が、今年の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を共に欠席することになったのは、事前に調整された結果であると大統領室が明らかにした。
李大統領がNATO首脳会議に魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長を代わりに派遣することを決定すると、「孤立外交」「親中・反米の歩みだ」として、国民の力をはじめとする野党は鋭く批判した。
しかし、石破首相までもが欠席を決定したことで、李大統領への批判の勢いはやや削がれ、両国の首脳が実利的判断を下したとの見方が支持を得ている。
李大統領が多国間外交の場で石破首相と日程を調整し協力する姿は、李大統領を「反日的な人物」と見る一部の懸念をある程度払拭する効果もあるとみられる。
27日、大統領室によれば、大統領室は李大統領のNATO欠席を決定し、その旨を日本側に伝えた。
尉室長は26日、龍山(ヨンサン)大統領室でのブリーフィングでこれに関連して、「われわれが出席しない方向で(日本に)意思疎通した」とし、「日本もそれを勘案して(首相の欠席)決定を下す際に参考にしたようだ」と述べた。
尉室長は、多国間会議においてこのような国家間の意思疎通は頻繁にあるとも説明した。
尉室長は「多国間会議における日程には常に変動性と予測不能性が伴う」とし、「それゆえに各国はどのような方向に動くかについて、水面下で多くの意思疎通を行う」と語った。
李大統領と石破首相のほか、アンソニー・アルバニージー豪州首相も今年のNATO首脳会議には出席しなかった。
(後略)
韓国大統領室の主張なので、どこまで本当かは分かりませんが、李在明(イ・ジェミョン)大統領のNATOサミット不参加を日本に伝え、「日本はこれを参考にしたようだ」――だそうです。
日本と「自由民主主義国側に明確に立つわけではない韓国」がつるんでいると見られることが問題です。
韓国に甘い対応をしていると、日本の国益を損なう可能性があります。
(吉田ハンチング@dcp)