割安株の見分け方は? その1

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株式投資を行う場合には誰でももうけたいと思いますね。最も賢い投資、すなわち最も賢い資産の増やし方は「長期的視点を持つこと」といわれます。これは世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏も言うところです。

実際に、例えば投資信託会社の中の人に話を伺っても「平均株価などの指標に連動した投資信託を長期間保有すれば良い」という意見をよく聞きます。なぜなら時間と共に株価は右肩上がりとなるので、それと連動する投資信託であれば放っておいても価格が上がっていくからです。
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実際、アメリカのダウ・ジョーンズ平均株価(ダウ平均株価)の時系列推移を見てみますと、上記のようになっており、リーマンショックがあろうが、各種金融危機があろうが、総じて右肩上がりとなっており、これと連動する投資信託なら同様の上昇グラフを描くのです。為替ヘッジ付きの商品ならさらに良い、というわけです。

■安く買って高く売るためには!?

しかし、そんなに長い時間待ってはいられない、という人もいらっしゃるでしょう。デイトレーダーのように毎日なにがしからの取り引きを行い、少しでも利益を積み上げていきたいと考える人は少なくありません。

そこで問題になるのは、どうやって利益を得るかです。投資対象が何であるにせよ、利益を得るには「安く買って高く売る」ことができなければなりません。

株式投資を勧める本は星の数ほどあるのですが、その中で「売買のタイミング」について書かれているものは極めて少数です。著者にとってみれば、売買タイミングを記載してそのとおりに行った読者からクレークが来たら困る、というわけでその点を省いていることが多いのかもしれません。

しかし、初心者が知りたい核心部分は「いつ買って、いつ売ればいいのか」というタイミングではないでしょうか?

■安く買うためには各種「指標」を見ること!

最も重要なこの「売買タイミング」について考えてみましょう。ここで先の前提「安く買って高く売らなければならない」に戻ります。まず株式市場についてです。

「安く買う」ためには、その株式銘柄が安い・お得かどうかを判断しなければなりません。それを判断するための指標(index)がさまざまあるのです。初心者向けの株式投資本ではたいてい「後は自分でやってね」と放り投げているので、初心者は自分でその指標を見て判断する必要があります。

この自分が適切と判断できる銘柄を選別する作業を「スクリーニング(screening)」と呼びます。

割安・お得な株式銘柄をスクリーニングするために、以下のような指標があります。

乖離(かいり)率
PBR
PER
RSI
VR(ボリューム・レシオ)

これらの指標は株式に投資するための「物差し」になってくれます。以降は、これらの指標について説明していきましょう。

※煩雑にならないために代表的な指標を挙げています。指標は他にもありますので注意してください。

(高橋モータース@dcp)

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