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『Apple』は韓国『サムスン電子』など眼中にない

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何度もご紹介していますが、韓国メディアは自嘲気味の嘆き節の記事を出すことがあります。

自画自賛も多い一方でこの嘆き節の記事も散見され、上がったり下がったりで精神が不安にならないのかと読んでる方も驚くほどです。

2022年05月05日、『韓国経済』に興味深い「社説」記事が出ました。韓国の看板企業の競争力が低下しており国家的な危機と見なければならない――という内容です。

まず冒頭部分の一部を引用してみます。

アップル』と『サムスン電子』間のスマートフォンの売上格差はこの5年で、1.9倍から2.7倍に広がった。

「かつて『アップル』と特許戦争まで行って競争したが、今の私たちは眼中にもないようだ」という『サムスン電子』関係者の嘆息に改めて驚くばかりだ。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国経済』「[社説]韓国の看板企業の競争力の弱化、国家的危機で見なければならない」

記者が嘆いているのではなく、『サムスン電子』の関係者が「われわれは『Apple(アップル)』の眼中にない」と嘆息しているという体(てい)になっています。

他にも嘆きが続きます。一部を以下に引用します。

不安な兆しは携帯電話だけではない。

『サムスン電子』はDRAMなどメモリ半導体部門ではグローバル1位だが、未来の核心事業であるファウンドリ(半導体受託生産)市場ではシェア(売上基準)18%で、台湾『TSMC』(53%)との距離は近くない。

昨年1,174億ドル規模に成長し、半導体市場全体で30%ほどを占めるファブレス(半導体設計)分野の上位10社に韓国企業は見られない。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国経済』「[社説]韓国の看板企業の競争力の弱化、国家的危機で見なければならない」

『サムスン電子』はまだDRAM分野においては1位ですが、あくまでもメモリー半導体だけのことで、システム半導体になるとそのシェアは3%ほどしかありません。『サムスン電子』自身もそのことは理解していて、自社のスマホに使うAPを開発・製造していますがその出来はよろしくありません。

半導体受注生産の分野においても、台湾の『TSMC』との技術格差が広がりつつあります。先にご紹介したことがありますが、『Qualcomm(クアルコム)』の「SnapDragon(スナップドラゴン)」に生産が『TSMC』に持っていかれたりするのも、半導体製造の歩留まりが悪いからとされます。

また、同記事の指摘するとおり、「ファブレスIC」(自身では半導体の製造施設を持たない半導体サプライヤー企業)のTop10の中に韓国企業はありません。

以下は『TrendForce』による「Global Top10 IC Design Company Revenue,2021」です(売上ベースのデータであることに注意してください)。

ファブレスIC企業の売上Top10
第1位 『Qualcomm』……293.3億ドル
第2位 『NVIDEA』……248.8億ドル
第3位 『Broadcom』……210.3億ドル
第4位 『MediaTek』……176.2億ドル
第5位 『AMD』……164.3億ドル
第6位 『Novatek』……48.4億ドル
第7位 『Marvell』……42.8億ドル
第8位 『Realtek』……37.7億ドル
第9位 『Xilinx』……36.8億ドル
第10位 『Himax』……15.5億ドル

⇒データ出典:『TrendForce』公式サイト

同記事の嘆きは、その他の業種にも及びます。一部を以下に引用します。

(前略)
半導体と共に韓国経済を率いる自動車電子製品造船鉄鋼化学など主力産業の現実はどうだろうか。

電気自動車に死活をかけている『現代車』『起亜』の時価総額はテスラの10分の1水準にも及ばない。

これらの国内6つの主力業種の営業利益率平均は5.4%で、同業種海外企業営業利益率(9.4%)の半分水準という分析だ。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国経済』「[社説]韓国の看板企業の競争力の弱化、国家的危機で見なければならない」

時価総額でテスラと比較とするのはいかがなものかですが、Money1では何度もご紹介しているとおり、韓国の自動車産業は弱体化を続けています。造船企業は「ジャックポット受注」を連呼しますが、最大手三社は巨額赤字を継続しています。

電子製品、鉄鋼、化学は、品質では日本製品に勝てず、価格ではひたひたと後ろから中国製品が迫っています。つまりサンドイッチ状態は変わりません。簡単にいえば……まあ手詰まりです。

低価格競争になると中国に勝てませんので、技術のアドバンテージを保ち続けるしかないのですが、果たして韓国にそれができるのか――です。

というような状況ですので、くれぐれも日本は韓国に技術を剽窃されないようにしなければなりません。

(吉田ハンチング@dcp)

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