韓国の最大野党『共に民主党』の党首、李在明(イ・ジェミョン)国会議員が風前の灯状態となっています。
2023年02月27日に国会にかけられた「逮捕同意案」は否決されましたが、『共に民主党』内から造反票が出て「賛成:139 vs 反対138」と結果は接戦でした(過半数の149まで届かなかったので否決)。
防弾議員団もアテにはならなくなったので、次に国会に逮捕同意案が諮られるときには、今度こそ可決するかもしれません。
いや、李在明(イ・ジェミョン)さんの首を取るのに最も簡単な方法は――逮捕 ⇒ 起訴 ⇒裁判 ⇒ 有罪という過程でいうなら、すでに起訴されている案件で有罪判決を確定させること――です。
2023年03月03日、李在明(イ・ジェミョン)さんはソウル中央地裁に出頭しました。
これはすでに起訴されている「大統領選挙中に虚偽事実を表明した」(つまりウソを言った)という件についての裁判です。
ウソを言った証拠写真が続々!
先にご紹介したとおり、李在明(イ・ジェミョン)さんは、大統領選挙中の2021年12月、メディアからのインタビューに答えて「(彼は)下級職員なので(城南市長時代には)故キム・ムンギ元城南開工処長※を知らなかった」と述べました。
※キム・ムンギさんは、当時『城南都市開発工事処』の処長で開発事業実務者でした。
これは李在明(イ・ジェミョン)さんが城南市長だったときの「開発案件」疑惑に絡んでの発言です。
市長がそんな下っ端の職員なんぞ知るか――という趣旨の鼻持ちならない主張ですが、キム・ムンデさんと一緒にオーストラリア・ニュージーランドに出かけ、一緒にゴルフを楽しんでいたことが発覚。
証拠写真も出てきました。
↑キム・ムンギさんの遺族が公開した「オーストラリア・ニュージーランド出張」時の写真。奥左端がキム・ムンギさん。手前右端が李在明(イ・ジェミョン)さん。
↑同じくニュージーランド・オークランドのスカイ・タワー展望台を訪問した際の写真。左が李在明(イ・ジェミョン)さん、右がキム・ムンギさん。
↑同じく、オーストラリア・シドニーのカトゥーンバ⇒ブルーマウンテンを訪問した際の写真。左がキム・ムンギさん。右が李在明(イ・ジェミョン)さん。
これだけの証拠の写真があるのですから「知らなかった」は無理です。
李在明(イ・ジェミョン)さんがウソをついたのは明らかで、本件は2022年09月には裁判が開始されています。
李在明に情け容赦ない質問が飛んだ!
――で、今回、本件でソウル中央地裁に出廷した李在明(イ・ジェミョン)さんに対して、集まった記者から「今でもキム・ムンギさんを知らなかったという立場に変わりはありませんか?」という情け容赦ない質問が飛びました。
――が、李在明(イ・ジェミョン)さんは何も答えませんでした(笑)。
上掲のように証拠写真が出ており、誰が見てもウソですから、何も言えるわけがありません。
この人はウソばかり言っている!
他にも、2021年10月には、白峴洞(ペクヒョンドン)開発事業の特恵疑惑※に絡んで「国土交通部が用途変更を要請し、公共機関移転特別法に基づいて応じるしかなかった」などと述べています。
※『韓国食品研究院』の敷地の用途変更を行って開発業者に恩恵を与えた。
ところが、こちらも国土交通部は「用途変更は城南市のドメインであってウチが要請(ましてや脅迫)するなんてあり得ないこと」と反論し、当時国土交通部がどのように返信したかの資料も提出されています。
つまり、こちらも李在明(イ・ジェミョン)さんがウソをついたのは明らかです(この人は本当にウソばかりついています)。
この大統領選挙時の虚偽事実の公表で有罪になると致命的です。
量刑にもよるのですが、100万ウォン以上の罰金が裁判で確定したら、まず李在明(イ・ジェミョン)さんは5年間被選挙権を失います。つまり次の大統領選挙には出られません。
また、併せて『共に民主党』は巨額の選挙資金「431億7,000万ウォン」を返済するよう迫られる可能性があります※。
※大統領選挙で使ったお金は得票率(15%超えること)によって国が建て替えてくれる制度がありますが、その候補が選挙法違反を犯し、条件をクリアすると返金が請求され得る。
そんな巨額のお金を支払うことなどできないでしょうから、『共に民主党』は解党に追い込まれるでしょう。
現政府与党『国民の力』が、李在明(イ・ジェミョン)さんと『共に民主党』の息の根を止めたいなら、この虚偽案件の裁判で、李在明(イ・ジェミョン)さんに「100万ウォン以上の罰金」量刑で有罪を確定させればいいのです。
それもできるだけ早く。
(吉田ハンチング@dcp)