韓国の保守ってナニかね?――という話。

広告
おススメ記事

政府与党に成り上がった『共に民主党』は、野党に転落した『国民の力』を圧迫し、保守寄り勢力を根絶やしにしようとしています。

これは尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが大統領の座から引きずり降ろされたときに決まっていた話で、予定どおりの進行です。

しかも、保守寄り勢力では内紛が起こっています。先にご紹介したとおり、『国民の力』は全議員が「尹アゲイン」を叫ぶ勢力とは手を切るという声明文まで読み上げる始末。

【韓国重要選挙まで86日】尹アゲインでは選挙に勝てないと判断。
2026年03月09日、野党に転落した韓国『国民の力』が緊急議員総会を開催。『国民の力』の宋彦錫(ソン・オンソク)院内代表は、議員総会を終えた後、「尊敬する国民の皆さま、われわれ国民の力国会議員全員は次のように決議する」と述べ、決議文を朗読...

左派・進歩系の独裁が進行し、保守寄り勢力は衰退していっております。もっとも何度もいうとおり「韓国の保守ってナニ?」なのですが。

韓国の保守はナニやってんだ――という記事を韓国メディア『アジア・トゥデイ』が出していますので、同記事から一部を以下に引いてみます。

(前略)
視野を海外に向けてみよう。はっきりと対照的な二つの保守政党の成績表が見える。14年の政権を経た後、2024年総選挙で衝撃的な惨敗を喫して政権を明け渡した英国保守党の没落事例は実に衝撃的である。これに対し、日本の自民党(自由民主党)は先月8日に行われた衆議院選挙で歴代最多議席を獲得する圧勝を収め、「独走体制」をさらに固めた。全465議席のうち、憲法改正案発議ラインである310議席を大きく上回る316議席を占めるという気炎を上げた。

(中略)

現在の『国民の力』が置かれている状況も、英国保守党の没落と似たパターンで展開していると感じるのは筆者だけだろうか。

治療法が見えない党内対立と、時代の流れを読み取れないまま過去に埋没している状況である。

ビジョンを提示できない「有能さの喪失」は、伝統的支持者さえも「もはや保守政党を支持する理由がない」と背を向けさせた。

英国保守党のように変化を拒み「守旧的態度」を続けるなら、国民の力も英国保守党の悲劇をそのまま辿る可能性が高まっている。

一方、日本の自民党の圧勝は、保守政党がいかに進化すべきかを示す教科書のようなものである。

自民党も裏金スキャンダルなど深刻な危機を経験したが、そのたびに「自浄機能」を継続的に作動させた。

派閥解体という強硬策も打ち出した。失望した有権者に近づこうとする努力を通じて、変化への意思を示した。特に国民の生活に密着した政策を勝負の一手とした。

最近、自民党が前例のない水準で圧勝した核心的原動力は、有能な「民生解決者」というイメージであった。

物価上昇と超高齢化という国家的難題の前で、理念論争は棚にしまい込んで鍵をかけた。その代わり、食料品消費税の引き下げ、家計所得の増加といった実質的な代案を打ち出した。

野党が提示した政策であっても民生に役立つものであれば、ためらわず受け入れた。

高市早苗首相は強硬保守に分類されるが、民生問題に関しては実用主義的なアプローチを取った。

有権者は自民党が無条件に好きだからではなく、「国を任せられる有能な勢力は彼らしかいない」として信頼を送っているのである。

わが国の国民もまた、もつれた糸のように絡み合った現在の韓国政治の諸問題を解きほぐす有能さを切望している。
(後略)

⇒参照・引用元:『アジアトゥデイ』「[특별 기고] 낭떠러지 앞 보수정당, 영국 아닌 일본의 길로 가야」

いちいち日本を例に引いているのが気持ち悪い記事ですが、肝心なことを忘れています。国の「保守」と称するものはいったい何を旨とする政治集団なのかがよく分からないという点です。

ずいぶん前に同じ話をご紹介したことがありますが、韓国の保守って何なのでしょうか――です。そもそも保守というのは「守り保つこと」です。

ですから、保守というのはその根本に伝統的価値観、文化を守るという信条がないといけません。

例えば、日本でいうと天皇制であったり、人に迷惑をかけないという価値観であったり、食文化であったりか、文化的素養、それぞれが日本らしいと考えること、それらを守ることが「保守」になり得ます。

韓国の保守というのは、何を保ち守る人たちなのでしょうか。

日本併合時代をなかったことにするなら、日本が朝鮮半島に移植した「法治」「貨幣制度」「自由主義経済」などなどを全部否定すべきことになってしまいます。

韓国のいう保守は李氏朝鮮に由来する、李氏朝鮮の文化・伝統を保ち守ることでしょうか。明らかに違います。漢字すら読み書きできなくなっていますし、李氏朝鮮時代の奴婢制度を守りたいわけではないでしょう。

では日本が敗戦によって朝鮮半島から手を引き、アメリカ合衆国が(ほとんどやりる気なく)統治していた時代を保ち守るのでしょうか?

これまた違います。

なぜなら韓国民というのはすべからく反米主義者だからです。政府与党に成り上がった『共に民主党』の党首・鄭清来(チョン・チョンレ)さんは、もう何度だっていいますが、元反米テロリストです。

左派・進歩うんぬんは置くにしても、つまり韓国の保守などというのは、そもそもどういう人たちなのかよく分からない人士です。

ですから、日本の保守政権を率いて高市早苗はよくやっている――などと評し、韓国と比較するのはまったくのお門違いです。

韓国の保守と自称する(あるいは他称でもいいですが)人士は、どんな信条を持って「保守」としているのかアイデンティティーから問われるべきなのです。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました