「韓国の原発が13基も止まってるじゃないか」という件。稼働率わずか「45.8%」

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韓国原子力発電所は「韓蔚」「月城」「古里」「新古里」「霊光」の5箇所、計24基の原子炉があります。

台風9号
によって古里の4基が止まり、台風10号によって月城の2基が停止しました。

しかし、「整備中」も入れると24基の原子炉のうち「13基」も止まっているのです。

以下が2020年09月10日09:46現在の原子炉のステータスです(『韓国水力原子力発電』公式サイトより引用)。


↑ブラウザーが「クロ-ム」で日本語訳が出ています。適当な片仮名になっていますが「ハンウル」は「韓蔚」、「セウル」は「新古里」、リングは「古里」、ハンビットは「霊光」です

見にくいかもしれませんので以下にステータスをまとめました。

韓蔚1号機 整備中
韓蔚2号機 運転中
韓蔚3号機 運転中
韓蔚4号機 運転中
韓蔚5号機 運転中
韓蔚6号機 整備中
月城2号機 停止
月城3号機 停止
月城4号機 整備中
月城新1号機 運転中
月城新2号機 運転中
古里2号機 整備中
古里3号機 停止
古里4号機 停止
古里新1号機 停止
古里新1号機 停止
新古里新3号機 運転中
新古里新4号機 運転中
霊光1号機 運転中
霊光2号機 運転中
霊光3号機 整備中
霊光4号機 整備中
霊光5号機 整備中
霊光6号機 整備中

整備かもしれませんが、なぜこんなに原子炉が動かないのか?と韓国メディアでも疑問を呈する記事が上がりました。

韓国の原発がこれほど稼働率が低いのは、台風のせいなのか、もしかしたら「クリーンエネルギー政策」を推進している文在寅政権への忖度ではないのか、という記事です。

『中央日報』の2020年09月10日付けの記事から一部を引用します。

(前略)
今まで歴代最低原発稼働率(54.8%)を記録した2018年3月にも24基のうち12基が稼働中だった。

原発納品不正が発覚した2013年にも停止した原発は10基に過ぎなかった

(中略)

アン・ジェフン環境運動連合局長は「原発が密集した地域に再び自然災害が発生したとき、日本の福島のような事件が発生しない保証がない」とし「政府は脱原発政策に速度を出し、再生可能エネルギーに変えていかなければならない」と主張した。

しかし、再生可能エネルギーは、より気候に脆弱であると反論が出てくる。
(後略)

⇒参照・引用元:『中央日報』「[ファクトチェック]原発24基のうち13基ストップ…原因は台風?脱原発?」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)

赤アンダーライン、強調文字は筆者による

最後の一文が専門家に対する強烈な皮肉となっています。「クリーンエネルギー政策」を推進しているが気候変動に最も弱いじゃないか、というわけです。

ただ、韓国の場合、台風でも原発は停止しますのでどっちもどっちという感じがいたしますけれども。

(吉田ハンチング@dcp)

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