Money1では連日、KOSPI(韓国総合株価指数)についてご紹介していますが、ここのところいい感じで上昇を続けてきました(上掲チャートは『Investing.com』より引用)。
ところが、「そろそろ下げるだろう」と逆に張った個人投資家もいらっしゃるようで、韓国メディア『韓国経済』の記事によればインバースETFに8,000億ウォン以上の資金が投入されているとのこと。
ずいぶん以前にご紹介したことがありますが、インバースというのは指数に逆行して動くように組成された金融商品です。
例えば「KODEX 200インバース2X ETF」という商品。これはKOSPI200指数が1%上がれば2%下がります。しかし、KOSPI200指数が1%下がるときには、2%の利益が出るのです。
つまり、KOSPIが下げる局面で動きの2倍利益が出るようになっています。2020年11月25日現在で、この「KODEX 200インバース2X ETF」は「6,799億ウォン」の買い越しで大人気なのです。
ここまで読まれた方は誰もが思われるでしょう。「さらに上がったらどうするの?」と。
もちろん阿鼻叫喚の地獄絵図です。はい。
(吉田ハンチング@dcp)