2022年06月10日は韓国にとって厄日になりました。
通貨安・株安・債券安のトリプル安達成です。ちょっと変則ですが、しばらくご紹介していなかった債券からいきます。以下の韓国債3年物のチャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:日足)。
韓国債3年物の利回りはついに「3.273%」に達しました。これは、ローソク足1本が1日の値動きを示す日足チャートですが、「週足」にするともっと面白いのです。
以下をご覧ください。
ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てると、これまでの天井圏での戦いをドンと突き抜いて上に伸びた週となりました。
国債の利回りが上昇しているということは、韓国債が売られて価格が下がっているという意味です。
次に通貨です。同じくローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみます(2022年06月10日20:20現在)。
ご覧のように2週前の下落を取り返す勢いでウォン安方向に進行しています(だだしまだ10日は終わっていませんので途中経過です)。
最後に株価。以下はKOSPI(韓国総合株価指数)の週足チャートです。
KOSPIは先にご紹介したように、2020年11月以来の最低値で締まった週になりました。
――というわけで、韓国は通貨安・株安・債券安のトリプル安達成です。
全く喜ばしいことではありません。
(柏ケミカル@dcp)