いかにも韓国らしい話です。
『毎日経済』が報じているのですが、韓国のSNSで「日本で販売されている『辛ラーメン』カップと韓国で販売されているものを比較すると、日本の方が具が多い」と話題になっているというのです。
比較動画が元になって……としているのですが、恐らくその動画というのは、以下だと思われます。
上掲動画は3カ月前公開ですが、同様の日韓製品の比較は以下のような動画もあります。
上掲は7年前の動画です。タイトルは「【日韓戦】日本辛ラーメン VS 韓国辛ラーメン 比較レビュー」です。
『毎日経済』は以下のように書いています。
(前略)
日本で販売されている『農心』の「辛ラーメン」が韓国より価格も安いだけでなく、具がより豊富に入っているという主張が提起され、大きな関心を集めている。10日、複数のオンラインコミュニティーによると、日本に居住しているAさんは最近、ユーチューブの動画を通じて、日本で販売されている「辛ラーメン」カップにキノコなどの具がたくさん入っている様子を掲載した。
韓国と日本で市販されている辛ラーメン製品を比較したA氏は、「日本旅行まで行って「辛ラーメン」かと思ったが、味が違う」とし、「まず具がたっぷり入っている。正直、日本版の辛ラーメンが一番おいしい」と主張した。
そのう上で、日本では日本のカップラーメンの代わりに、そのお金で「辛ラーメン」を買うことを勧めた。
(中略)
これと関連し、「辛ラーメン」を生産している『農心』は、現地の市場状況と食品規制により、そのラーメンの具の構成が異なる可能性があるという立場だ。
(後略)
正直、日本人にとってはどうでもいいような話なのですが、訪日したら辛ラーメンを買うべき――というのは、いかがなものでしょうか。
『農心』さんのコメントにあるとおり、日本で販売されている他のインスタントラーメンより具が少ないのであれば、競争力を高めるために調整せざるを得ないでしょう。
面白いのは「内需差別」という言葉です。日本ではほとんど聞かない言葉ですが、同じ製品でも外国で販売されているものの方がクオリティーが高い場合に使われます。
韓国市場が低く見られているというわけで、韓国の皆さんからすれば「ぐぬぬ……」なわけです。
SNSのコメントでは、「この程度なら内需差別とはいえないのでは?」という冷静な意見がある一方で、「この国にも信頼できるものがあるはずです……」「『農心』が日本会社であるという証拠!」といった意見もあります。
(吉田ハンチング@dcp)