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「韓国企業の資金調達」が行き詰まり始めた!デフォルトが連鎖する可能性アリ

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2020年03月23日、『中央日報(日本語版)』に韓国企業が資金繰りに困り始めたという記事が掲載されました。

⇒参照・引用元:『中央日報(日本語版)』「韓経:資金源枯れ『緊急資金』探す韓国企業…「満期1日CP」2兆ウォン以上あふれる」
https://japanese.joins.com/JArticle/263967?sectcode=300&servcode=300

同記事の中では、「社債」「CP」ともに金利が急上昇して企業が発行しにくくなっており、企業業績の悪化から「社債」「CP」を満期償還できなくなるのでは?ということが語られています。

要は、企業の資金調達が行き詰まりつつあるというわけですが、記事内の原稿もくどいので何を言っているのかよく分からないかもしれません。

ちょっと面倒くさいのですが、社債、CPについてご紹介いたします。本線に戻る前に少しお付き合いくださいませ。

「社債」とは何か

まず「社債」です。社債というのは、企業が資金調達のために発行する債券です。

社債とひと口にいっても「普通社債」「転換社債」などの違いがあるのですが、一般的には企業が発行し、買ってくれた投資家に利息クーポン)を支払うという仕組みになっています。

つまり、企業にとっては借金で、期限がきたらそのお金を利息を付けて支払うという約束になっています。ただし、企業が倒産するなどの事態に負い散るとお金が支払われないとおうリスクがあります。

ですから、この利息(利率)は企業の信用によって異なります。誰もが知っている安定した大企業が発行する社債であれば、信用度が高いですから利率も低くて済みます。逆にリスクの高いとされる企業、例えば中小企業が発行する社債はその分利率も高くないと誰も買ってくれません。ここがミソで、今回の記事に関係しています。

「CP」とは何か

次に「CP」とは、「comercial paper(コマーシャル・ペーパー)」の略で、企業が短期に資金を調達するために「無担保」で発行する約束手形です。無担保ですから、ある程度信用のある企業でしか発行することはできません。

証券会社・銀行などの金融機関が引き受け、これを機関投資家などに販売します。約束手形ですので額面から割り引いて販売され、期限が来たら額面でお金に換えられますので、割り引き分が投資家の利益(利息)になるわけです。

短期資金を調達するためのものなので利率は社債と比較するとよくありませんが、企業にとっては低いコストで短期資金を調達をするための手段というわけです。ただ、これも企業にとっては借金です。

機関投資家が買ってくれないから資金調達できない!

で、今回の話は韓国銀行が基準金利を下げたので、本来なら社債にしろCPにしろ、これまでとは安い利息(利率)で発行できても良いはずなのに、逆に高騰している、と。これを異常事態だといっています。

なぜこんな事が起こるかというと「そんな金利では買わない」と、社債、CP需要が逼迫しているというわけです。機関投資家がより高い金利を求めており買ってくれないのです。

企業にとっては、クーポン、割引分は利払いになりますから高くつくなら発行できません。社債、CPを発行できないと資金調達に支障を来すことになります。

記事内では以下のような嘆き節が引かれています。

ある証券会社のCP運用担当者は20日、差し迫った声でこのように市場状況を伝えた。「先週からCP販売に失敗し証券会社が1日数百億ウォン分ずつを抱え込む状況が続いている」という説明だった。

19日に証券会社は満期1日のCP 2兆5,000億ウォン分を発行した。ある証券会社のCP運営チーム長は「社員が人脈を総動員しながら機関投資家に買い入れを頼むことが起きている」と話した。

※赤アンダーラインは筆者による

また記事の後段では以下のような例が引かれています。

年間50兆ウォン相当を消化する公募社債市場にも冷たい風が吹いている。

先月2,000億ウォン分の社債発行に出た韓国土地信託が1,650億ウォンの需要だけ集めたのをはじめ、キウムキャピタル、ハナ銀行、ポスパワーなどが相次ぎ需要予測で募集額を満たすのに失敗した

発行日程を先送りする企業も続出している。SKグループの産業用特殊ガス製造会社のSKマテリアルズは来月初めに1,000億ウォン規模の社債発行を準備していたが、市場状況が急変すると日程を延期した

ほぼ同じ時期に社債発行を計画した大林産業、東遠システムズ、ハンソルテクニクスなどはまだ発行時期を決められずにいる。

※桁区切りの「,」と赤アンダーラインは筆者による

というわけで、強引に社債を発行しても調達したい金額を満たすことができないという結果が出ているわけです。さらには、発行を企図していても実現のめどが立たないと。

そりゃそうでしょう。自分が機関投資家でお金を持っていたとして、新型コロナ騒動でこれから業績悪化が顕在化することが分かっているのに、企業の発行する社債、特に短期資金調達用のCPにお金を突っ込むでしょうか?

企業のドボンが見えてきた!

記事の前段では、以下のSK証券のユン・ウォンテ研究員の言葉が引かれています。

「市場で非優良債券回避現象が本格化した。非優良社債・CPの半分ほどが満期償還に失敗し企業の連鎖デフォルト(債務不履行)や不渡りが続く恐れがある」

※赤アンダーラインは筆者による

つまり、期限が満期を迎える社債・CPのうち半分ほどが償還できない可能性がある、と。これこそ債務不履行、つまりデフォルトです。

というわけで、いよいよ企業のドボンが見えてきたというわけです。

回避するためには、別の借金をして期限を迎える借金(社債もCPも借金です)を期限前に償還してしまうという方法があります。

以前Money1でもご紹介したことがある「ロールオーバー」(借り換え)です。

しかしロールオーバーするためには新たな借金の手立てが必要です。ところが社債・CPともに発行することが困難になっている、のです。

以前Money1で「ハンファケミカル」という企業がサムライ債の発行を断念という記事を取り上げたことがありましたが、これはまさに現在の出来事の先駆けといえるものでした。ロールオーバーをができなくなってきたことを意味するものだからです。

というわけで、韓国企業はいよいよ正念場を迎えています。

(柏ケミカル@dcp)

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