外国為替証拠金取引(いわゆるFX)についての経済ニュースを見ていると「クロス円」という言葉が出てきますね。これは、取引における通貨ペアにおいて、(米)ドル/円以外の「円と外国通貨」のペアのことを指します。
「ドル/円以外のもの」ですので「ユーロ/円」「イギリスポンド/円」「カナダドル/円」「スイスフラン/円」などは全て「クロス円」になります。
ドル円のペアは「ドルストレート」と呼ばれますが、これはドル円のペアだけではなく、ドルと主要通貨のペアについて使われる言葉です。「ユーロ/ドル」「イギリスポンド/ドル」「オーストラリアドル/ドル」などはドルストレートです。
日本円でドル以外の通貨を取引する際には、基本的には「円でドルを買って、そのドルで他の通貨を買う」という手順になります。つまり、「ドル/円」のドルストレート、「○○/ドル」(あるいは「ドル/○○」)のドルストレートという2つによって「クロス円のレート」が決まることになります。
(柏ケミカル@dcp)