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韓国の銀行「劣後債」の発行ラッシュ「2兆5千億」!銀行が資金増強に走る

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韓国の市中銀行が「劣後債」の発行量を増やしています。

劣後債というのは、社債の一種なのですが、普通の債券よりも高い利回りが設定されています。その代わり、発行した企業が破綻したときの弁済順位は低いという特徴があります。

発行元企業が破綻したらお金(元本)が戻ってくる可能性は低いけど、普通の社債より高い利回りだよ!――という債券です。

韓国の「金融監督院」が公表したデータによれば、2020年上半期に韓国の都市銀はなんと「2兆5,000億ウォン」もの劣後債を発行しています。

これは2019年年間発行額「2兆2,000億ウォン」を上回る金額です。つまり、韓国の都市銀は昨年1年分を上回る金額を半年で集めたわけです。

どういうことかというと、新型コロナウイルス騒動によってお金を回さないといけない状況になりましたので、資金が必要な企業や人への貸し付けをじゃぶじゃぶ増やしました。

ところが、銀行の健全性を保つために「流動性資産(すぐに現金化できる資産)をこれだけ持ってなきゃダメ」という規制があって、銀行はこのルールを守らなければなりません。いわゆる「LCR」(Liquidity Coverage Ratioの略:流動性カバレッジ比率)と呼ばれるものです。

面倒くさい方は飛ばしていただいて大丈夫ですが、そうでもないという方はLCRについて以下の記事を参照してください。
【韓国のお金がない件】ついに来た!「銀行はもっとお金を貸し出せ!」という規制緩和
韓国の企業を「四月危機」が襲っています。この危機は「流動性の危機」で、要はお金が回らなくなるかも……というこの一点にかかっています。 例えば、04月末で資金切れになると予測されている『大韓航空』がトんだら、それは航空会社が一つが破綻し...

つまり、貸し出しができるお金の量は、銀行が持っているお金(資産)の量によって決まるのです。

ですから、お金をたくさん貸し出すためには銀行もお金を集めないといけないというわけです。

銀行による劣後債発行の動きは下半期になっても続いています。

下半期もお金をドンドン貸し付けないといけないことが目に見えており、また貸し付けが不良債権化するリスクも高まっていますので、銀行自身もできるだけお金を集めないといけない局面なのです。

この動きからも分かりますが、新型コロナウイルス騒動による韓国のドタバタは下半期も確実に続きます。

劣後債の正確な呼称は「劣後特約付き社債」です。償還期限のある「期限付き劣後債」と償還期限のない「永久劣後債」があります。

(柏ケミカル@dcp)

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