山師なんて言葉があるぐらいで、とにかく鉱山開発で「当たり」を引くのは大変です。現在では探査技術が格段に進化しているにもかかわらず、採算が確かな鉱山の新規開発はとても難しいのです。
韓国も鉱山開発のワナに陥っています。
例の『石油公社』の国政監査の中で興味深いデータが出ました。
海外鉱区の調査費用
2019年~2021年06月:1億3,700万ドル(約153.7億円)
2019年~2021年06月:1億3,700万ドル(約153.7億円)
調査試掘の成功率:0%
(過去3年間で)
調査費用に約154億円も突っ込んでいるのに、全く成功していないのです。
「当たらないもんだなぁ」と驚きますが、これは「そもそも調査試掘を行っていない」からです。
というのは、保守政権であった李明博(イ・ミョンバク)大統領時代に大号令がかかった「海外の資源開発」について、現政権が「積弊」と指定したからです。このレッテル貼りによって、海外資源開発は一種の禁句のようになり、後退しました。
もっとも、以前からご紹介してしいるとおり、韓国の海外資源開発はハズレばかりで、国庫に負担をかけてばかりきましたから、現政権が「積弊」「負の遺産だー!」などといって止めにかかる気持も分からないではありません。
まあ韓国の海外資源開発というのはそれほど当たらないものなのです(当たるまで頑張って引き続けるしかない)。
(吉田ハンチング@dcp)