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南朝鮮「ウォン安」22日は強烈な戻し! ブレイクには足りない

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韓国経済の行方が注視されており、そのため韓国通貨「ウォン」の動向も気になるところです。2020年01月22日(水)22:46現在、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用)。

21日に長い陽線が出てウォン安方向へ進行したのですが、さすがに22日は戻しが、しかも強烈な戻しが入りました。

以下はローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」です。

ここでおさらいをしておきますと、現在ドルとウォンの交換レートを示すドルウォンチャートは、2019年08月に作った天井圏から徐々に高値を切り下げています。つまり流れはウォン高方向にあるわけです(チャートではウォン高は下方向になります)。

しかし、ウォン高進行を阻止するレジスタンスライン抵抗線)があって、これがかなり固いのです。

ドルウォン相場は、この高値の切り下げラインとレジシタンスタインの間、三角形の中にあります。このような三角形内で相場が動くことを「三角持ち合い」といいますが、21日の急騰(ウォン安進行)でこれが破られたかというと、そうではないのです。

全ての相場はレンジ(一定の値幅で動くこと)の中」なんていわれますが、ウォン安方向へブレイクするには、21日の急騰程度ではまだ足りないのです。さらに上昇(ウォン安進行)して、頭を抑えられることが必要かもしれません。

この抑えられた圧力が一気に吹き出すのが上掲でのシナリオ①です。

これまで頑強に抵抗していたレジスタンスラインが圧力に耐えかねて下(ウォン高)方向に破られるのがシナリオ②です。

まだ上か下か分かりませんが、ご覧のとおり二つの線に挟まれた値動きできるエリアが小さくなってきています。ブレイクの時は近いと見ることができるのです。

ウォン高圧力に耐えかねて、じわじわと下(ウォン高方向)へ向かう可能性もありますが、それも一つのブレイクには違いありません。いわばシナリオ②の変形です。

(柏ケミカル@dcp)

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