中国はお金がなくてプロパガンダも縮小している――という話。

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歌舞いている中国語メディア『看中国』がなかなかうがった記事を出しています。とうとう中国共産党政府は海外向けプロパガンダに使う資金もなくなってきたのではないか?――というのです。


↑『The China Press』公式サイト/スクリーンショット

指摘しているのは――、

中国共産党の国務院僑務弁公室に所属する、アメリカでの二大メディアである、中国語新聞メディア『僑報』(英語名:The China Press)と『美国中文电视台(美国中文電視台:SinoVision」)』は事業を大幅に縮小している

――という件です。

『僑報』紙はこれまでの1週間に7日発行から5日発行に変更。土曜日と日曜日は発行されなくなりました。紙面も24ページから12ページに減少しました。

『美国中文電視台』も、2024年09月からそのチャンネルを閉鎖すると発表しています。07月09日に、広告主に対して「放送は08月31日に終了し、すべてのテレビ広告の放送も同日に終了する」と通知しました。


↑『SinoVision』公式サイト/スクリーンショット

確かに中国共産党政府は資金不足に陥っています。特に地方政府は公務員の給与を削り、人員を削減する方向で動いており、回復は難しいと見られます。

しかし単に、「新聞とテレビは読む人・視聴者が減ってて効率悪いからお金突っ込むのやめて、もっとコスパがいいメディアで頑張ろうよ」と転換した――と考えることもできます。

なにせ、中国共産党というのは特にプロパガンダに注力してきた集団です。

本当に資金不足でプロパガンダが弱るなら、それは世界にとっていいことですが、以下の記事でご紹介したように、とにかく手口も悪辣で執拗なのが中国共産党で油断ができません。

「中国のプロパガンダ」に注意! 習近平「読者がどこにいようとプロパガンダ報道は触手を伸ばさなければならない」
中国共産党政府は自身に都合のよい情報を世界に発信しています。一方で自身に都合の悪い情報を極力隠蔽しようとする努力を怠っていません。「政治的権利と市民的自由に焦点を当てて、人権を擁護するために活動を行っている」と自己紹介する『Freedom ...

(吉田ハンチング@dcp)

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