2024年10月08日(現地時間)、韓国『現代重工業』はポーランド・ワルシャワで「ポーランド海軍と造船産業のための韓国・ポーランド協力の新時代」というテーマのプロモーションデーを設けました。
ポーランド海軍では潜水艦の近代化を企図した「ORKA(オルカ)計画」を進めており、新しく潜水艦3隻を新たに導入する――と目されてています。
韓国は独自開発といいはるポンコツ潜水艦をポーランドに売り込んでおり、ポーランド海軍の予算規模を約3兆ウォンと見ています。『現代重工業』は、ポーランドの『レモントワ造船所』と共同でメンテナンス、修理、運用(MRO)を行うための業務協約(MOU)を締結しました。
↑『現代重工業』輸出用潜水艦「HDS-2300」のCG。一応「X舵」になっています。同社は別に3,000トン級潜水艦(KSS-Ⅲ P)も提案しています。
もう一つの韓国造船企業『ハンファオーシャン』の方も潜水艦受注に注力しており、こちらは2024年09月にポーランドの防衛産業『WBグループ』とMOUを交わしています。
先に少しだけご紹介したことがありますが、『現代重工業』と『ハンファオーシャン』は訴訟になるほど仲が悪く、韓国海軍による艦艇発注においても仁義なき戦いを繰り広げています。
ポーランドの潜水艦だけでなく、カナダ、フィリピンの潜水艦導入計画でも両社は虎視眈々と契約を狙っています。特にカナダの「CPSP」※はビッグな企画です。
※「Canadian Patrol Submarine Project」の略。カナダの新しい哨戒潜水艦を取得するためのプロジェクト名で、カナダ海軍の現在のビクトリア級潜水艦を置き換えるために、最大で12隻の通常動力型潜水艦を導入する計画――となっています。
いくらなんでもカナダ海軍が韓国製ポンコツ潜水艦を購入するとは思えませんが(しかも最大12隻)、韓国企業は「バジェットが60兆ウォンもある!」と舌なめずりしています。
どんなひどい目に遭うか分かりませんから、ポーランドやカナダ、そしてフィリピンも韓国産の潜水艦を購入するのはやめた方がいいですね。
(吉田ハンチング@dcp)