韓国の極左メディア『ハンギョレ』が呆れる記事を出しています。タイトルは「韓国市民の勝利、民主主義は生きている」です。
「とっくに死んでいた」の間違いです。
韓国のいう「民主主義」は単なる政争です。「みんなで政敵の足を引っ張ろう」「みんなで政敵の握っている政権をひきずり下ろそう」であって、なんら建設的なものではありません。
2024年12月12日に、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が公表した国民談話で述べたことの方が正しく韓国政界(国会)の醜さと「未開さ加減」を活写しています。
『ハンギョレ』は、同記事の中で、
(前略)
民主主義を破壊して憲法を蹂躪した内乱被疑者の尹錫悦を、市民の力で職務を停止させたのだ。2024年12月14日は、主権者である市民の力で危機の民主主義を救い、新たな開始の扉を開いた国民勝利の日だ。
(後略)⇒参照・引用元:『ハンギョレ』「【社説】韓国市民の勝利、民主主義は生きている」
と書いています。
03日に尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領によって宣布された非常戒厳は、誰によって解除されたのでしょうか?
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領自身です。大統領は国会によって可決された「戒厳解除案」に従いました。これは民主主義の下の票決に従った結果ではないのでしょうか。
もし、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が韓国の法律の定めを守らない、本当の「民主主義の蹂躙者」であれば、03日深夜の国会票決を無視したでしょう。
極左メディア『ハンギョレ』は、市民が弾劾訴追案を可決させたと言い募っていますが、重要なのはそこでしょうか。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は非常戒厳を宣布しましたが、解除案に従ったことで、韓国はもはや戒厳令の解除を民意(国会議員の代行)によって行える国になったと示した――と見ることだってできます。
韓国の皆さんは「21世紀にもなって戒厳令など発令しやがって」と怒っていますが、大統領がそこまで追い込まれなければならなかった『共に民主党』の「民主主義を騙った横暴」、さらには何がなんでも尹錫悦(ユン・ソギョル)政権を引きずり倒そうという「権力への貪欲さ」にもっと注視したらいかがでしょうか。
↑弾劾訴追案が可決して喜ぶ人たち。この人は何のために泣いているのでしょうか?
同記事は、大笑いなことに、
(前略)
弾劾案可決後の混沌の政局は、国会が中心となって収拾するしかない。それだけに、国会の役割は14日以降さらに重要になる。
国会は政府と協力し、危機に瀕する国民生活と経済を安定させ、厳しい外交と安全保障の状況に機敏に対応しなければならない。
(後略)
と書いています。そもそも、『共に民主党』議員が政府に全く協力せず、国会を政府スタッフを弾劾訴追する場にしたから、非常戒厳宣布に至ったのです。
よくまあこんな都合のいい主張ができるものです。
ここでいわれる「民主主義の勝利」なるものは「自己弁護」であり、非常戒厳宣布に至る流れを全く無視した、ただの「美化」です。
何でも他人のせいにする人たちらしい物言いであり、全く賛同できません。
尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが大統領に就任したときから始まっていたこの戦いは、朝鮮半島の歴史に根ざす「声闘」に過ぎず、ただの権力闘争であり、その意味では民主主義などとっくに死んでいたのです。
いや、民主主義など関係ない――ともいえます。
オレたちは監獄に行きたくない、左派・進歩系で政治を思うようにしたい――という「欲」がドライブしているのですから。
(吉田ハンチング@dcp)