韓国金融研究院「ドルウォン相場はウォン安方向にシフトしている」

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2026年07月04日、『韓国金融研究院』が興味深いリポートを出しました。

『韓国金融研究院』(KIF、Korea Institute of Finance)は、韓国の金融制度・金融政策・金融会社経営などを研究する民間系の政策研究機関です。設立母体は『全国銀行連合会』(銀行業界)です。

ドルウォン為替相場の構造的な上方シフトの可能性評価

2010年代半ば以降、ドルウォン為替相場では3度の構造的断絶(Structural Break)が発生したことが確認されており、その過程で為替相場の平均水準は1ドル=1,128.96ウォンから1,408.19ウォンまで段階的に切り上がったことが明らかになった。

特に、2022年以降の構造的断絶に伴うドルウォン為替相場の平均水準の上方シフトは、世界的なドル高と、国内居住者による海外証券投資(個人および機関を含む)の拡大と密接に関連していることが把握された。

現在のドルウォン為替相場は、上昇圧力が高い局面に位置していると推定されており、今後追加的なショックがない限り、高為替相場の水準が相当期間維持される可能性が高いと判断される。

したがって、国内の金融会社は、高為替相場の長期化によって生じ得る収益性および自己資本の健全性への影響について、綿密に点検する必要がある。

⇒参照・引用元:『韓国金融研究院』「원/달러 환율의 구조적 상향이동 가능성 평가」

ドルウォンの外為相場は、ウォン安方向にシフトしたのだ――というリポートです。

説明が分かりやすいのは以下の図です。


↑左が「ドルウォン為替相場の日次推移」、右が「ウォン・ドル為替相場の構造変化の時点」。右の図の「青線:ドルウォン為替相場」「赤線:推定平均」です。

赤い線を見ると期間によってドルウォンの相場が上がってきています。2019年頃・2022年頃・2024年頃の3回、「為替相場の平均水準が変わった(構造変化=Structural Break)」と判定しています。

上掲は「対米株式投資保有額の推移」ですが、異常に増加しています。このリポートでは、2022年04月以降に発生したドルウォン為替相場の平均水準の上方シフトが、世界的なドル高と国内居住者による海外証券投資の拡大と関連していることを示唆している――としています。

(吉田ハンチング@dcp)

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