アメリカの金利が上がると「円安ドル高」になる!

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アメリカで12月中に「利上げ」が発表されるのではないかと観測が強まっています。この利上げはどんな影響をもたらすのでしょうか。市場ではこの利上げ観測はすでに盛り込まれているといわれていますが……。

12月02日に発表された11月の雇用統計でアメリカの景気回復が裏打ちされた状況になりました。昨日の記事では「失業率:4.6%」に注目しましたが、「非農業部門雇用者」も「17万8,000人増」と大幅に改善しています。

識者の中には「あと『賃金の上昇』が確認されれば、アメリカの景気回復は本格的と見てよいだろう」と、さらにもう一つ「賃金上昇ファクター」も確認すべきと慎重な人もいらっしゃいますが、多くの市場関係者がアメリカはリーマンショック(2008年)から立ち直ったと見ています。これにより、12月中にアメリカは利上げに踏み切るのではないか、という観測が強まっています。
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↑これは直近の「アメリカ国債10年もの」のinterest rate(金利)の変動グラフです。

アメリカの金利動向は世界中の経済に影響しますが、日本については普通、

●アメリカの金利上昇 ⇒ 円安ドル高

になります。「円」よりも「ドル」の方が金利が高いので、みんながドルを買うからですね。市場はすでにこれを織り込んで動いています。また、新大統領のトランプさんが、さまざまな経済施策を実行するためにお金を集める必要があるため、高金利の国債を発行するのではないか、という観測もあります。これを期待してドルを買うむきもあるようです。

(高橋モータース@dcp)

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