韓国は電気自動車が主力輸出品となり、世界に誇れる「電気自動車強国」としています。
しかし、いつまでその誇りがもつでしょうか?――という状況になってきました。『大韓商工会議所』が2023年05月30日に出した「ASEANの輸入電気自動車のシェア」が驚くような墜落ぶりを見せているのです。
以下をご覧ください。
2019年には韓国の電気自動車は、ASEANの輸入電気自動車市場で「43.2%」のシェアを持っていたのですが、これが3年後にはわずか「8.2%」まで墜落しました。
驚くなかれ「81.0%ダウン」です。
対して中国産の電気自動車は「25.7%」から「46.1%」に伸ばしています。また、なぜか韓国がライバル視しているドイツ車は、たった「1.3%」から「34.1%」へと激増したのです。
ASEANの韓国車の輸入金額も「5,600万ドル」から「2,400万ドル」へと「57.1%」も減りました。シェアが約8割減っているのに金額が約6割減で済んだのは、電気自動車市場のパイが拡大しているためです。
つまり、韓国はよく電気自動車の販売台数が絶好調みたいな話をしますが、ライバル国はもっと伸ばしていて、むしろ韓国はライバル国から水を開けられているということです。
そもそも対中国の輸出が伸びなくなって、韓国政府は「東南アジア市場に目を向けよう」という話をしていますが、このような数字を見ると「その方針で本当に大丈夫なのか?」とはならないでしょうか?
(吉田ハンチング@dcp)